概要
ヘルレルムの研究施設「ゲーセルシャフト」に所属する学者で、学派『終結』の代表研究員。
愛称は「アーニャ」
プロフィール
誕生日 | 不明 |
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身長 | 不明 |
体重 | 不明 |
年齢 | 不明 |
性別 | 女性 |
属性 | 光 |
所属レルム | ヘルレルム |
趣味 | 不明 |
好きな物 | 不明 |
嫌いな物 | 不明 |
人物
容姿
濁った紅い瞳の周りは濃いアイシャドウのような隈で黒ずんでいて、くすみ乱れた金色の髪には実験で使われたであろう薬品らしきものが付着している。
黒く丈の短いワンピースの上に大きい棘がついたベルトを巻いて、その上に袖が薄汚れた白衣を身にまとっている。ヘッドドレスとニーソックスを身に着けているが、あしらわれているフリルの先が白衣と同じように薄汚れている。
疲れたような顔が常に笑んでおり、対面する者に狂気を感じさせる程の風貌となっている。
奇怪な人形『ファッティ』と『スレンダー』を常に伴い、切れ味抜群のチェーンソー『ケルベロス』を持ち歩いている。『ケルベロス』は研究に使用する検体を解体するために使用する。
性格
自由奔放で奇行を繰り返す変人。
自分の気分のままに動くため、会議を無断で欠席したり、スパイラルを追い回して舐めまわしたりするなど常識外れの行動が多い。
語尾に「ですの」を付けたり、台詞中で強調する二字熟語を何度も繰り返したりするなどの特徴的な喋り方をする。(例:「頭が悪いなら、わたくしが改造改造改造して差し上げますの」)
近寄りがたい変人ではあるが、初対面のハル達にゲーセルシャフトへの入会方法を教えたり、ちょこについての検査結果と考察をハルに伝えるなど、本質的には親切な人物である。
学者としての実力
8歳で学者として公式に認められ、それ以降次々と高い評価の研究結果を発表する程の天才。
エキセントリックな見た目とは裏腹に的確な正論を述べるため、会話の主導を握る場合が多い。
スパイラルについての研究を行っており、前述でスパイラルを舐めるなど研究のためなら人道に反しない限りどんなことでも積極的にやる姿勢を貫いている。
ゲーム内での性能
ステータス
レアリティ | ☆5 |
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HP | 11086(3880) |
攻撃力 | 14543(5090) |
スピード | 47(47) |
攻撃回数 | 4回 |
※レベル最大時の数値を記載。括弧内の数値はレベル1時のもの
特徴
闇属性に対して強烈な攻撃力を発揮するキラー
元々の攻撃力の高さに加えてアビリティ「攻撃力アップ2」で攻撃力を最大1000底上げし、アビリティ「クリティカルマスター」でクリティカル率とクリティカル時のダメージを上げる事が出来る典型的な攻撃特価型タイプ。
さらにアビリティ「ダークバスター」によって闇属性に対してはさらに攻撃力を上げる事ができ、闇属性のボスモンスターに対して強烈なダメージを与える事が出来る。
攻撃力に特化している一方で防御の面では弱く、能力解放で「リバイブ」(1回だけ戦闘不能時にHPを回復して戦闘に復帰する)を習得しない限りすぐにHPを削られて戦闘不能になるという欠点がある。ディフェンダーの挑発スキルで攻撃を逸らすか、ジャマーの状態異常付与スキルで敵の行動を妨害する等の工夫を行う必要がある。
経歴(ネタバレ注意)
「さようなら……わたくしの、大事な大事な思い出たち!」
元々は『実在』に所属するアナトミア夫婦の娘で、アレーティア自身も8歳の時に『実在』の学者となった。
両親は娘に学者としてのキャリアを求めるあまり、『期待』を言葉にして語りかけたり、研究室に監視装置を配置する等で幼いアレーティアに研究を強いていた。
そのため、アレーティアは両親に認めてもらうためには研究で結果を出す事しか無いと考え、両親の思惑通り研究に没頭していった。
この頃のアレーティアは現在のような奇人変人ではなく、両親の期待に応えるべく必死に足掻きつづける健気で内気な心優しい少女だった。
そんな彼女の姿を哀れに思った当時の『終結』の代表である長老は、彼女を『実在』から移籍するよう働きかけ、『終結』へと引き入れることにした。それはアレーティアを『終結』に置くことで、彼女に仲間を作らせて、ゲーセルシャフトの外に存在する幸せを実感を持って教えようとするための働きかけだった。
長老の計らいが功を成し、『終結』に移籍したアレーティアは、所属研究員のファーガスとスレム、助手で長老の孫のメモリと日々を過ごし、研究で凍てついた心を徐々に溶かしていった。
そんな『終結』での日々が続く中で、ある日両親からゲーセルシャフトで最も影響力のある『統一学会』への参加を促された。アレーティアは両親の期待に応えるために研究に没頭するが、無理が祟って体を壊してしまう。研究でボロボロになった彼女に、長老は『統一学会』への参加を諦めるように説得を試みた。
しかし、アレーティアはどうしても研究成果を出したいと長老に訴える。彼女の熱意をくみ取った長老は、アレーティアの負担を減らすために長老との共同研究で発表することを条件に『統一学会』への参加を許すことにした。
共同研究のテーマは「生物から絶望を取り除く手術」で、長老が生涯をかけて完成させようとした研究だった。
前段階のマウスを使った実験は成功をおさめ、研究は順調に進んでいった。
実験の成功を確認した長老は、自分が生きているうちに研究の最終段階へ進もうとする。それは自分自身を被験者とした人体実験だった。当然、アレーティアも含めて長老以外の皆が反対したが、長老は研究の完成という悲願のために反対を押し切り、最終的には全員を納得させた。
そして人体実験の当日、長老はアレーティアに実験の成功を願うと、麻酔によって眠りについた。
手術は順調に進んでいった。手術が記憶の消去という最終段階にまで至り、皆が固唾を呑んで見守っていたその時だった。突然アレーティアの意識が混濁し、長老の深層世界へと落ちて行った。
アレーティアは深層世界で長老と言葉を交わし、長老の願いを理解して現実世界へと戻ろうとしたが、彼女の内側に潜んでいた『両親の期待』という傷痕が彼女の精神を傷つけ始めた。長老は傷つく彼女を必死で繋ぎとめようとするが、結局叶うことなく、アレーティアは自分の内側に存在する暗い両親からの愛の渇望に身を委ねてしまった。
その結果、実験は間違った方向で成功した。
アレーティアは長老の記憶から流れ込んできた研究に関するあらゆる知識と意欲を手に入れた代わりに記憶を長期間保持することが出来なくなってしまう。そして消えゆく記憶を補うために、研究室の壁等にメモを貼り付けていく。
繰り返し消える記憶と増え続けるメモに翻弄されていくうちに、現在の奇人変人と評されるアレーティアの人格が形成されていった。
一方で、被験者である長老は研究に対する熱意を失い、アレーティアを不幸にしてしまった絶望だけが残った。いずれスパイラルになることを悟った長老はアレーティアに居場所を残す事と、ファーガスとスレムのキャリアに汚点を残さないために、彼女以外の『終結』のメンバーを解散させ、アレーティアを『終結』の代表研究員に指名することを決めた。
当初は解散に猛反対だったファーガスとスレムは、長老の最後の願いを最終的に聞き入れる。その代わり、いつか失ってしまったアレーティアの記憶を取り戻すことを決意してそれぞれの道を行くことを決めた。
その後、アレーティアは研究の結果を『統一学会』発表し、最優秀賞を受賞する。授賞式の当日、アレーティアは自分の意思、聞こえる呼び声に従ってスパイラルへと変貌し、軟禁されていた長老の下へと赴いた。そこで、長老との決別のために集まったファーガスとスレム再会する。『終結』に皆がいた頃の記憶は既に存在していなかったが、アレーティアはファーガスとスレムが自分にとって大切な人であったことを『思い出』していた。
そして、かつて恩師であった怪物と対峙する。その時に聞こえた「ありがとう」という憶えない声にアレーティアは別れを告げ、三人で協力しスパイラルを打ち倒した。
後に、アーニャは常に自分に伴わせるための人形「ファッティ」と「スレンダー」を作成する。それは、かつて一緒にいた仲間を忘れないために、彼らを模した記録だった。
「本当に……本当に……! 愛してくれて、嬉しかった……」
その他
シナリオライターの一人❨らしい。ラスピリは基本的にライター非公表だが氏の参画は公然の秘密である。)、木野誠太郎氏のお気に入りキャラであり、そのためか登場頻度は高い。
ハロウィンイベの「ハロウィンクエスト~黒の休日と呪われし勇者~」では主役であるハズのガーネットよりも何故か活躍しており、アメジスト、トパーズに対して、愛用のチェーンソーケルベロスでアメジストの前髪を切り、前髪が切られたことでアメジストが気絶しリタイア、トバーズは最初から戦意なし、アクアマリン、エメラルドに対してはエメラルドの中二病を論破してガチ泣きさせて戦意損失という形で9輝石の内、4人を間接的に倒していたり、メモリ、ルビー、サファイアと共にやる気が無くなった町の人々に再度やる気を起こさせたり等している。輝石の残り5人、パール、ルビー、サファイア、オニキス、オパールもガーネットが実力で破ったとはとても言えるものでは無いが。
2019年のお正月イベントでは幸福のダルマを巡ってハスキールと対決。アリス・エンドロールやセルベリアとも協力し事態の収拾に尽力した。