概要
ほとんどの人が魔法を使える世界で地方のド田舎町カーディフに住む魔法が全く使えない『魔無し』の少女。
15歳の誕生日に救済処置『能力おろし』によって「歯車法Lv1」という意味不明なスキルを発現してしまい、ひょんなことから喋る王冠型の歯車クラウンギアを生み出してしまう。
現在は隣町ドニオスの冒険者ギルド所属の『配達職(ライダーズ) / 郵送配達職(レターライダー)』、何より絵本の主人公『黄金の義賊クルルカン』の格好をした冒険者として町の人気者と化している。
(諸事情により『アンティ・クルル』という偽名で正体を隠しながら活動中)
プロフィール
人物
男勝りな性格で、「あれっヒロインどこいった?」「さすアンイケメン」等のコメントがよく
見られるほど。
時々口調が荒くなる時があり、変態やボケに対するツッコミには決して容赦をしない。
特徴的なのは金色の髪と瞳で、かつてはツルツルの金髪を後ろ(うなじ)で括った「金さじ(大きな金のスプーンに見えるため)」頭だったが、現在ではもっぱらツインテールを決め込んでいる。
経歴
『カーディフいちの味自慢!キティラ食堂』の看板娘で、魔法学校では座学はできるものの『魔無し』なので実技が全くできず、同級生に馬鹿にされる毎日だった。
15歳の誕生日に一縷の望みをかけてドニオスの教会で『能力おろし』を受けるも、発現したスキルは「歯車法Lv1」という歯車しか出せないものだった。さらに、両親から贈られた「時限石」と「アナライズカード」が同化し喋る王冠型の歯車クラウンギアを生み出してしまう。
帰宅後にカーディフを襲った厄災を自身のスキルで解決した彼女は、その使い道と可能性を知り、憧れの冒険者『紫電』のようになるためドニオスの冒険者ギルドへ向かう。
道中の『呪いの仮面』に関する出来事の際に、『呪いの仮面』が絵本の主人公『黄金の義賊クルルカン』の本物の仮面であること、「時限石」が時限魔法の超高度結晶体である「時限結晶」という、国家レベルで取り合うものと知り、正体を隠すことを決断。
たまたま知り合った変態防具屋に力を貸してもらい、「金の仮面に金の鎧」「金の王冠に金のツインテール」等、仮装(コスプレ)の域を余裕で踏み抜いた完璧な女バージョン『黄金の義賊クルルカン』としてドニオスの冒険者ギルドに伝説を作った。
更に「どのクラスにつきたいのだ」というギルマスの質問に、その時点では廃止状態かつ閑職&窓際職&薄給職の代名詞だった職業クラス『配達職(ライダーズ) / 郵送配達職(レターライダー)』を勢い良く希望。「人生を棒に振る気か!」と怒られながらも我を押し通して就くこととなった。
そして『配達職(ライダーズ)』のクラスは彼女しかいないため、紆余曲折を経て、職業クラスの代表者である『プレミオムズ』の一員として組み込まれ「プレミオムズ配達職(ライダーズ)」になってしまった。(諸事情で修正不可)
異様に速い機動力と、マフラーマントに包まれ消えるように格納される荷物から、次第に配達職としての信頼が広がっていく。
だが子供の集団によく登られ、身動きが取れなくなることが多々ある。
その他
名前の由来は「アンティキティラ島の機械」から。
時代にそぐわないほど異様に精巧な歯車式の機械が近海にて発見されたことで知られる。