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はぐるまどらいぶ。

はぐるまどらいぶ

小説投稿サイト「小説家になろう」のヒロイックファンタジーの一つ。現在オーバーラップノベルスより第1巻発売中。
目次[非表示]

かばやきだれによる小説作品。小説家になろう連載、オーバーラップノベルスより書籍化。


うわぁああん! 私、“歯車”しか出せなぃいい!!

アンティ・キティラ! 15歳の誕生日です!! 魔法の使えない、食堂の看板娘だったんだけど! 魔無しにとっての最後の砦、能力おろしで得たスキルは――は、“歯車法”!? なんじゃそりゃぁあ!? “金の歯車”しか、出せないスキルって!? 一度は落ち込んじゃった金の髪の看板娘。でも、両親に超励まされ! 冒険者、目指そうって、決っめまっしたぁぁあああ───!!
……ん? なんだ? この王冠みたいな歯車?

『────クラウンギアによる:髪型分析完了。
 ────"ツインテール"へ移行します。』
「しゃ……しゃべったッッ!?」

突如現れた王冠っぽい歯車“クラウンギア”と、黄金の髪と瞳の少女"アンティ"が織り成す、どこにもない、ここだけの“物語”────!!

アンティの、アンティだけの冒険が今、始まる!

(オーバーラップノベルス公式サイトより抜粋)



作品概説

ほとんどの人が魔法を使える世界で魔法が全く使えない『魔無し』である主人公アンティ

15歳のある日、魔無しの救済処置「能力おろし」で目覚めた自身の能力「歯車法lv.1」と両親からのプレゼント「アナライズカード」と「時限石」を同期させ、自律した計算と思考を行うスキル媒体『クラウンギア』を作ってしまう。

男勝りで世話焼きで無鉄砲な彼女は、危険なことにも首を突っ込んでつい助けようとする。
一人では乗り越えられないだろう壁をクラウンギアや仲間のサポートで、飛んで!蹴って!回って!砕いて!乗り越える!そんなヒロイックアクションファンタジー

非常に挿し絵の多い小説家になろう作品である。

注意事項

「なろう」連載分は、第549話と第550話をもって物語の一応の区切りとしている。
549話までの時点では単なるヒロイックアクションファンタジーとして物語が進むが、550話以降は百合成分が徐々に増加することが公言されている。
現在における「なろう」本作連載ページの冒頭注意書きに本作に対して「ガールズラブ要素が含まれます」の注意書きがあるのは、そのため。

この事から人によっては、最初からガールズラブ要素を期待して1話から読むと肩透かしを食らい、逆に1話から読み進めてガールズラブ要素を失念したままで550話以降を読み進めると描写にヒく、という恐れがあるので、そのあたりは要注意

主な登場人物

主人公

アンティ・キティラ / アンティ・クルル

はぐるまどらいぶ。アンちゃん。
はぐるまどらいぶ。うさアンティ。


「ひぇぇえ〜〜! 歯車しかだせなぁぃぃい!!」

本作の主人公。地方のド田舎町カーディフの出身の、男勝りな15歳の少女。金色の髪と目を持つ。『 カーディフいちの味自慢! キティラ食堂 』の看板娘。ほとんどの人が魔法を使える世界で魔法が全く使えない『魔無し』であった少女。

学校では座学はできるものの実技が全くできない彼女は同級生に馬鹿にされる毎日。とうとう15歳まで魔法は一切使えなかった。
15歳まで魔無しだったら隣町である少し大きな地方都市ドニオスの教会で行われる救済処置『能力おろし』に希望をかけるも、「歯車法Lv1」というよくわからない意味不明なスキルを発現してしまい、さらには、ひょんなことから喋る王冠型の歯車、クラウンギアを生み出してしまう。

『能力おろし』から帰宅したのち、カーディフを襲ったとある厄災に巻き込まれたことにより、諸事情から自身のスキルの使い道と能力の可能性を知った彼女は、自立を目指して、憧れの冒険者『紫電』のような存在となるためドニオスのギルドへ向かう。
ところが、その道中で自分のスキルと同化した時限石が、実は時限魔法の超高度結晶体である「時限結晶」という、国家レベルで取り合うものと知り、これは隠さなあかんと、たまたま知り合った変態防具屋に力を貸してもらい変装。
その姿は、誰でも知っている絵本の主人公『黄金の義賊クルルカン』の女バージョンそのもので「金の仮面に金の鎧」「金の王冠に金のツインテール」等、仮装(コスプレ)の域を余裕で踏み抜いている、その衣装の完成度は完璧。

はぐるまどらいぶ。アンティ・クルル!



結果「何を血迷ったか『黄金の義賊クルルカン』の格好をした、冒険者希望の女の子」としてドニオスの街の冒険者ギルドに飛び込み偽名として「アンティ・クルル」を名乗る。その姿はその場に居合わせた冒険者を爆笑の渦に落とし込み、自らはその中に飲み込まれ、ギルド受付嬢は頬がひくつき、ギルマスは咆哮するという、ギルドの歴史に刻まれる出オチ伝説となった。
更には「どのクラスにつきたいのだ」というギルマスの質問に、その時点では廃止状態かつ閑職&窓際職&薄給職の代名詞だった職業クラス『配達職(ライダーズ) / 郵送配達職(レターライダー)』を勢い良く希望してギルマスに「人生を棒に振る気か!」と怒られながらも我を押し通して就くこととなった為、周りの冒険者から「え? こいつマジで言ってんの?」と言う目で見られ、瞬く間にギルドで有名となってしまう。

はぐるまどらいぶ。アンティ・クルル。
はぐるまどらいぶ。アンちゃんすげぇ。


「わ、わらうんじゃにゃい……おい、こら登んなって!」

足がめっちゃはやく、マフラーマントに包まれた荷物は消えるように格納されてしまうため『マジックヴェール』持ちと噂されるようになり、次第に配達職としての信頼が広がっていく。
だが子供の集団によく登られ、身動きが取れなくなることが多々ある。

そして『配達職』(ライダーズ)のクラスは彼女しかいないため、紆余曲折を経て、職業クラスの代表者である『プレミオムズ』の一員として組み込まれ「プレミオムズ配達職(ライダーズ)」になってしまった。(諸事情で修正不可)

はぐるまどらいぶ。じ〜〜……。



食堂の接客で鍛えた肝っ玉と、運命の歯車のように噛み合った装備から生まれる身体能力は、時に手紙のみならず、人々の大切な想いを守り、届ける事となる。(その時の様子があまりにも漢らしい事があるため、「あれっヒロインどこいった?」「さすアンイケメン」等の状況に陥る事が多々ある)

田舎娘かつ男勝りであることから、時々口調が荒くなる時があり、変態やボケに対するツッコミには決して容赦をしないタイプ。

魔無しの時は、ツルツルの金髪を後ろ(うなじ)で括り、「金さじ」というあだ名(背後から見ると、大きな金のスプーンに見えるため)でバカにされていたが、『能力おろし』で「歯車法」を発現してからは、髪を歯車で固定できるようになり、もっぱらツインテールを決め込んでいる。

アンティの仲間たち(ストレージ内)

アンティが持つ時限結晶が生み出す無限ストレージ内に存在する(存在できる)仲間たち。

クラウンギア

はぐるまどらいぶ。クラウンとアンちゃん。


『────分析を:開始します。』
アンティの魔法・歯車を出して回せる「歯車法」が、対象の状態を表示する分析魔法を行う道具「アナライズカード」と大量の物を仕舞いこみ自由に取り出せる赤い石「時限石」と同期して生み出されたスキル媒体であり王冠型の歯車
自律した思考を持ち、会話が可能、更には高度な計算をこなし、歯車法とそれに同期した魔法アイテムを操る。アンティのスキルとして彼女のサポートを行うのが使命。
なぜこのような存在になったのか未だ不明。普段はアンティの頭上で浮きながらクルクルと回っている
機械的な喋り方が特徴だが、アンティと旅を続ける内に、少しずつ変化を遂げていく。
ストレージ内では王冠を被ったロリメカ娘なアバターを持っている。


呪いの仮面

はぐるまどらいぶ。呪いの仮面。


『>>>カタカタ……』
アンティへのプレゼントの中に、なぜか紛れていた金色の仮面。意思のようなものが宿っているらしく、寝ようとしていたアンティを恐怖のドン底へ陥れるカタカタ移動を駆使し、見事、自分の行きたい方向へアンティを誘導する事に成功する。ある魔物を討伐後「有名なおとぎ話の主人公の仮面」である事が発覚する。本来の名は「クルルカンの仮面」であり、伝説の義賊ククルカンがその顔に被っていたあるスキルで生まれた仮面。クルルカンの死後、彼から離れ、その遺志を宿して「生きた仮面 → 呪いの仮面」と化す。
アンティへの導きにより、自らの死によってクルルカン自身が抱いていた「最期の願い」を叶えた後は、その恩返しのため彼女の元に居る事を望み、仮面としてアンティを導き続ける。

(初代・先輩)クルルカン / 黄野 金時(おうの かねとき)
クルルカンの仮面に内包された「有名なおとぎ話の主人公」その人(正確には、そのモデルとなった人)である伝説の義賊。現在はアンティの時限結晶ストレージ内に存在するデータ人格。アンティの事を「後輩ちゃん」と呼び、自らの「二代目」として認める。その事からアンティからは「先輩」と呼ばれる。
元は200年近く前に、とある愚王の陰謀によって異世界より召喚された日本の高校生。共に召喚に巻き込まれた後輩の女子高生および化学の先生と共に苛烈な運命に立ち向かうが、愚王の暴走により後輩は持っていた力でバケモノにされ、先生は精神を破壊されて狂わされ、結果、最後の仲間の責務としてバケモノ&狂人となった自らが慕い愛していた人たちを、自らの手で屠るという苛烈な宿命を生きた青年。以降は、その報復のように「この世界が見捨てた者たちを、自らの手で救い続ける」という「復讐」に生き、自らが「召喚された理由と意味」を探し続けた。(彼らを召喚した王が最期まで、その理由を明かさなかったため)
アンティのストレージ内に復活してからは、クラウンと共にアンティのサポートを行い、時に良きアドバイザーとして役目を果たしている。

ヨトギサキ

センシティブな作品
はぐるまどらいぶ。アンちゃん包丁。


【 "安定"とは、なんともすごい名じゃ…… 】
夜伽咲。大姉からは、花と呼ばれる。
アンティが子供の時から持っている包丁。
ある鬼姫の魂が宿っている。
魔刀の一種。

ダイオルノシュオン

センシティブな作品
はぐるまどらいぶ。アンちゃんフライパン。


< わっちがお背中ながしましょか〜〜♪ >
大居朱音。ヨトギサキからは大姉(だいねえ)と呼ばれる。
アンティが後に手に入れるフライパン。
ある花魁の魂が宿っている。
魔盾の一種。

イニィ・スリーフォウ

センシティブな作品
はぐるまどらいぶ。アンちゃんフォーク。


{{ ピエロちゃん? 久しぶりね! }}
遥か昔に滅んだ王国で騎士をしていた盲目の女性。
アンティが後に手に入れるフォーク。
ある悪魔っ娘の魂が宿っている。
魔杖の一種。

シゼツ

はぐるまどらいぶ。シゼツちゃん。
はぐるまどらいぶ。魔刃シゼツ。


『『 きひひっ……もう、こわくない 』』
ヨトギサキ、ダイオルノシュオン、イニィスリーフォウ、の3つの存在が融合した際に顕現した存在。
四つの強力なスキルを行使する事ができる。
いたずら好き。はだかの女の子に向かって水鉄砲をぶっかける等、割とやんちゃぶっこく
魔刃の一種。

ガルン

はぐるまどらいぶ。ガルン。
はぐるまどらいぶ。ガルンツァー。


『 ガルンガルゥ──ン!! 』
アンティが後に手に入れる、バイクに変身できる謎の生き物(?)。
その見た目とは裏腹に陽気な性格
"くろいあな"と呼ばれる場所から出現した存在。
魔獣の一種。

クにゃウン

はぐるまどらいぶ。クにゃウンズ


『──ニャーは知らんニャ:ほんとニャ。』
クラウンギアが補助のために生成した、サポートデバイス。ヌコのようなデザインで、七機いる。
それぞれ個性を持ち、中には「メスニャコっけ」があるものもいるらしい。

アンティの協力者(リアル)

アブノ・マール

センシティブな作品
はぐるまどらいぶ。アブノさんチョイス。


「それは、せくすぃNGであろぅ……!!」
自らが裏通りで営業している服飾店「マール服飾店」で、謎の装備を開発している変態店長。素っ裸に漆黒な謎の仮面とブーメランパンツ一丁などという変態かつ強烈な見た目。キレると筋肉がバンプアップし、ひと回り体がデカくなる。
しかし信念があり、女性に対しては割と紳士っぽい変態。というか変態という名の紳士であり本作を代表する変態仮面。(某金色主人公もたいがいだ、とは言ってはいけ……おや、誰かきたよう(ry)
正体を隠さなくてはいけなくなったアンティに、黄金の義賊を模した鎧と、ごーるでんぱんてぃを提供したのは彼である。

ヒキハ・シナインズ
王都剣技職部隊副隊長。羊雲姉妹(ツインフェルト)と称される名物姉妹の妹の方。杓子定規かつ生真面目に過ぎる人物であることから、姉のオシハからはいつもイジられている。極秘の護衛任務でアンティと出会い、そのまま彼女を案じて首を突っ込み、アンティの抱える事情に巻き込まれてしまう。のちアンティの理解者・友人となり彼女からはヒキ姉と呼ばれる事に。

うさ丸さん

はぐるまどらいぶ。うさ丸さん。


「にょきっとなぁ!」
ドニオスの街の冒険者ギルドの、受付カウンタにいる魔物。
鳴き声が、とてもぶっとんだボゥルラビット(ユニーク個体)。全長約43センチメルトルテ。
ブロッコリーがきらい。赤いグローブをつけている。
「お手!」というと、何故か、よく耳をのせてくる。
アンティ・クルルが初めて見た時、「なんでギルドに魔物がいんのよ……」と、困惑した。

数年前のある日の朝、受付嬢がギルドの受付カウンターで寝ているラビットを見つけ、手にグローブを嵌めて名前を付けた。そしてそのままそこに居着いたのがうさ丸さん。
その愛くるしい見た目と人懐っこさから女性冒険者に非常に人気が出てしまい、さらに地元の教会がその可愛さを布教、ドニオス全体に知れ渡りついに「にょきっと連盟」が発足。ドニオス各所でグッズなどが作られている。
とはいえ誰もテイムしていない魔物ということで、一度はギルマスが野外放逐作戦を提言したのだが、それを聞いたうさ丸ファンから総スカンくらい、ギルドは事実上黙認を決定。現在に至る。

妙にアンティに懐いており、長期間ギルドを離れる時はついていきたがる。

カーディフの街(主人公の出身地)

はぐるまどらいぶ。デレクさんとソーラさん


デレク・キティラ
「おぉ、どうした、最愛の娘よ!」
アンちゃんのおとん。38歳の筋肉Tシャツ。
淡い光のような金髪に、ブラウンの瞳を持つ。
その金髪は、見事に一人娘に受け継がれる
『 カーディフいちの味自慢! キティラ食堂 』を家族で切り盛りしていたが、一人娘の夢のために、背中を押すことにする。豪快で優しい性格。
たまに間違って、アンティの髪紐で肉をしばる
実は婿養子らしい。

ソーラ・キティラ
「あらあら、アンちゃんどうしたの〜〜?」
アンちゃんのおかん。33歳のまったり奥様。
漆黒の髪を束ね、夕陽のような黄金の瞳を持つ。
その黄金の瞳は、見事に一人娘に受け継がれる
ほんのり笑顔を崩さないまま、高速で野菜を千切りにしたりと、その料理の腕前は、キティラ食堂にはなくてはならないものである。お酒が好きで、夫の脇腹に肘打ちをピンポイントでアタックするのが得意である。

プライスくん
「そんなぁ〜〜! お嬢〜〜!?」
『キティラ食堂』のバイトくん。19歳。
たまに、有り得ない調味料の誤発注をして、キティラ一家にブチ切れられる。しかし、彼の誤発注で未知の調味料が入荷し、キティラ食堂のメニューに影響を与えているのも事実である。(お醤油など)
4歳歳下のアンティを「お嬢」と呼んでいて、ギャングの娘のように呼ばないでほしいとアンティに思われている。

門番のおっちゃん

はぐるまどらいぶ。門番のおっちゃん


「よう嬢ちゃん! 能力おろし、どうだった?」
本名、トルネ・クリーガー。
40歳くらいのカーディフの街の門番さん。
大きな体、坊主頭だが、温和な印象を受ける顔つき。キティラ食堂の常連で、アンティとは顔なじみ。おっちゃんと呼ばれる。
昔、冒険者を志して、弱さを補うために猛勉強していたが、本人曰く「本当の化け物」にあって以来、その道をあきらめる。しかし、その経験と知識はカーディフの街の防衛に活かされており、街の住民や、同僚から、とても慕われている。
「バーグベア事件」で、アンティの特異な能力に気づくが、その強さをひけらかさないアンティに敬意をはらい、デレク、ソーラと共に、何も気づかないふりをして、彼女をドニオスの街に送り出す。

アナ、ログ、ユータ
「「「われら、フェイカーズ!!!」」」
カーディフの街にいる、少年少女たち。アンティと家族同然に育つ。アナは赤髪で天然パーマ、ログはぽっちゃり栗色髪の七三分け。ユータはツンツンブラウンの髪。元気いっぱいで、よくおもちゃの剣と盾を使い、勇者ごっこをする。「バーグベア事件」は、ユータがある行動を起こしたことによって、思わぬ方向に転がり出す。

(先代)おかみさん
アンティの祖母にしてソーラの母。坑屈と作業所と工員たちの宿泊所しか無い炭鉱町であったカーディフにふらりとやってきて屋台を引き、町一番の食堂へと発展させ、女手一つでソーラを育てた女傑。長い銀髪に黄金の瞳を持つ。アンティの瞳の色は祖母から母へと受け継がれたものでもある。
アンティが生まれる直前「屋台を引く前にやり残していた、以前の仕事にケリをつける」ため、店を娘夫婦に受け継がせて自らは『以前の仕事』の旅に出ている。ちなみに娘夫婦は母の『以前の仕事』に関しては何も知らない。一度だけ生まれたばかりの孫の顔を見に戻るも、それからすぐに再び旅に出たという。
先代おかみさんが生み出したメニュー「ばっちゃん焼き飯」は現在のキティラ食堂でも看板メニューだが常連曰く娘夫婦が作ると元祖よりも味の加減が微妙にズレているらしい(それでも看板を張れるくらい美味い)のだが、なんとアンティはその味を創業時代からの常連が泣いて認めるレベルで見事に復活させた
実は「ばっちゃん焼き飯」を作るには料理人とは異なる動きによる特殊技術「ドラゴン返し」が必要で、それを行うには冒険者として鍛えられた肉体とカン働きが必要になるのだった。

精霊花の森(とある英雄の終の地)

バババ・フラネット

はぐるまどらいぶ。バババとカンクル。


「なんじゃーーーー!!! うっさいこだねぇーーー!!!」
森の奥深くに住む、老婆のハーフエルフ。アダ名はバスリー。推定300歳。見た目が怖く、声もデカいが、ほんのりと優しさも漂わせる、頑固ばーちゃんである。意味がないとわかりながらも、ただの花となりつつある精霊花を守る、第24代目の「花守の巫女」である。
母が人間、父がエルフの奴隷であるため外見の老いが早く、300歳でも見た目がばーちゃんである。
人間から逃げ出したエルフが同族だと勘違いし、エルフの里につれて帰るが、後にハーフエルフと判明する。エルフの里で、唯一彼女を差別しなかった第23代目「花守の巫女」ネネネ・アーガインズの意志を受け継ぎ、第24代目となる。ロロロとラララと共に、ひっそりと暮らしている。

ロロロ・アーガインズラララ・アーガインズ
「ばばばばーちゃん!! 知らない人がいるよ!!」
バババと共に暮らす、双子のエルフの兄妹。バババの師匠、ネネネは彼らの実母。エルフの里から忌み嫌われる存在となっていた「花守」の因果から逃れるため、母:ネネネの手によって、強力な結界に封印されていた。そのために、実年齢は30歳ほど。実際は産まれてから200年は経過している。
二人とも元気がよく、バババのことを「ばばばばーちゃん」と呼び、最初に聞いたアンティに、強烈なインパクトを与えた。
後に第25代目「花守」となる存在。

カンクル

はぐるまどらいぶ。アニマルセット。


「くゆ! くゆ! かんくるるぅ〜〜♪」
アンティがゼルゼウルフを倒した時にドロップした「おおかみどらいぶ」というアイテムが暴走して生まれたウルフの子供のような魔物。「おおかみどらいぶ」は、アンティのアイテムバッグ内の素材や精霊花を取り込んだため、特殊な魔物になってしまったと思われる。そのためか、体の一部に精霊花が咲いている。精霊花と水しか食べず草食である。オス。
お腹が減ると「くゆ、くゆ」と言って泣き出し、それが破壊的に可愛い
鼻の先が筆のようになっており、よく、こしょこしょしてくる
うさ丸の耳の間に自らよく挟まれにいき、どちらも白いため、ぱっと見、なぞの魔物に見える事がある。
エサの都合から、バババ達の暮らしている精霊花の森に預けられることになるが……。

ドニオスの街(冒険者ギルド)

ヒゲイド・ザッパー

はぐるまどらいぶ。ヒゲイドさん。


「クルルカン、きたぁぁああ────!!!」
ドニオスの街にある冒険者ギルドのギルドマスター。
身長3メルトルテ。スーツを着ている大男。巨人系ではなく、ただ単にデカい人間らしい。
元Aランク冒険者で格闘職(グラップド)だったと思われる。
髪は黒でボサボサ、ヒゲを生やしている。
葉巻が似合うダンディだが、たまにハートフルな一面も見せる紳士である。未婚。
ドニオスギルドのギルマス執務室は、体がデカい彼に合わせて、ほとんどの家具がでかい。
一部の冒険者には、優しい魔王だと言われて慕われている。
うさ丸が初めて彼に会った時は食われると思ったらしいが、今はとても懐いていて、頭の上に跳び乗るほどである。
最初はアンティが冒険者になるのを反対したが、それは思いやりあっての行動であった。後にアンティの心意気を買い、冒険者への道をサポートする。

キッティ・ナーメルン

はぐるまどらいぶ。キッティのあくび。
はぐるまどらいぶ。みみたち。


「ひゃわわわわわ……」
ドニオスの街にある冒険者ギルドのベテラン受付嬢。18歳。
10歳の時からドニオスギルドで働いているらしく、その実力は本物。魔物の生態に非常に詳しく、冒険者たちには隠れファンも多い。
うさ丸に赤いグローブをつけ、名前をつけた張本人である。
秘密組織にょきっと連盟では、不本意ながら副会長を務める。
非常に優秀なギルド受付嬢だが、ヒマになるとサボり出すのが玉にキズで、大あくびをして居眠りしたり、うさ丸さんの耳を結んで遊んだりと、自由奔放な性格。うさ丸とは長い付き合いなので、かなり遠慮がなく、うさ丸が困惑する事もしばしば。
アンティのギルドカードプレートを作成したのは彼女だが、その時のうっかりミスでアンティに隠さなければいけないドデカい秘密がもうひとつ加算されることになる。

アマロン・グラッセ
「尊主さまぁぁぁぁ──!?」
ドニオスの街の教会にいる神官のお姉さん。キッティとだいたい同じ歳。アンティの能力おろしを担当し、そのステータスの異常性を慈悲なく伝えた。割とヅカヅカほんとの事を言う。秘密組織にょきっと連盟の会長を務め、うさ丸を世界規模のマスコットキャラクターにしようと企んでいる。キッティとは腐れ縁。うさ丸を尊主と呼び崇拝している。うさ丸を与えると小一時間ほどモフモフする。

バヌヌエルの村

ゴリル・ゴンゴラ
「おれはお前が、気にいったァァァ───!!!」
ドニオスの街の冒険者ギルドで安く剣を売っている、ゴリラ顔の冒険者。丁寧に手入れされた革鎧を着ている。バヌヌエルの村出身。
初めて冒険者ギルドに来たアンティに「嬢ちゃんみたいなのに冒険者は務まらねぇ」と文句をつけた。しかしそれは優しさの裏返しであり、自分が倒したゴーレムで作った剣を安く売っているのは、新人冒険者たちを支えるためである。
郵便配達職(レターライダー)になりたいと言ったアンティに、村にいる妻に手紙を渡せと依頼する。この行為が結果的に自身の妻と子を助け、自らもアンティ・クルルの実力を認める結果となる。
ドニオスの冒険者たちは、新人のころに彼の剣に助けられている物が多く、ギルドでは慕われている。
ドニオスギルドマスターのヒゲイドとは仲がよい。

サルサ・ゴンゴラ
「ねぇ、素顔気になる! 顔見せて!」
バヌヌエルの村に住んでいるゴリルの奥さん。
妊娠している。
昔はゴリルとパーティを組んでいた回復職(ヒーラーズ)だったが、怪我が原因で回復魔法をほとんど使えなくなってしまう。
とても明るい性格で、ゴリルを尻にひく元気さ。
産気づいて倒れていた所を、間一髪アンティに助けられる。

パンジー・ゴンゴラ
「……(ガン見)」
ゴリルとサルサの一人娘。アンティが出産に立ち合う。
アンティ・クルルを見ると、なんだこいつ……と言ったような表情でガン見し、彼女に精神的なダメージを与える。
父親のゴリルの前ではニコニコするらしい。

プレミオムズ(冒険者ギルド職能クラス代表者会議)


「配達職(ライダーズ)」代表者である「アンティ・クルル」に関しては上記。

オシハ・シナインズ
「剣技職(ソードマン。剣士・騎士の職)」代表者。王都剣技職部隊総隊長。同部隊のトップを務めている、通称羊雲姉妹(ツインフェルト)の姉の方。ざっくばらんでフランクで(一見いいかげん、とも言う)スキンシップ過剰な巨乳のねーちゃん。その一方で見るべきところはしっかりと見ていたりする結構、抜け目ないヒト。

ベアマックス・ライオルト
「重盾職(シールダー。防護の職)」代表者。熊の獣人。荒々しい熊の外見でありながら、とっても理知的で理性的で心優しい好漢。が、熊にトラウマのあるアンティには刺激が強すぎたため、寝ぼけた彼女の(様々な意味での)全力攻撃を喰らうことに。

ゴウガリオン
「格闘職(グラップド。格闘家の職)」代表者。ライオンの獣人。無口でカタコト。気難しい正確に見えながら、実はソコソコ礼儀などはわきまえている人。問答無用の放浪の旅に出ているためプレミオムズの集会には、なかなか出てこない。アンティの参加した会議でも欠席して顔を見せなかった。のちにある偶然からプレミオムズとは離れた件でアンティに関わることに。

ヒナワ・タネガシ
「軽技職(ライトラン。各種軽武具および軽業を用いるフットワークの軽い戦闘職)」代表者。ナトリの街出身のサムライ青年。ナトリのギルドによく顔を出しているため、アンティの事をギルド職員から聞き及んでいた(その時にアンティがナトリのギルドに差し入れしていた弁当をおすそ分けしてもらい、その料理の腕に感動した)ため、アンティに強い興味を抱いている。

マジカ・ルモエキラー
「魔法職(マジナリー。魔法使い)」代表者。北方の山岳都市パートリッジを基点に活躍している。初登場時にはアンティのフルコースを目の前にして体中の体液を流しながらおあずけ状態で他のプレミオムズメンバーを待ち続けていた。実はホビットとサキュバスのハーフ。普段はちんちくりんだが、イザというときにはお色気お姉さんになる人。「マジ」を多用する、少しギャル語に近い、荒い言葉を用いる。

ユユユ・ミラーエイド
「回復職(ヒーラード。回復魔法使いおよび医療技術者)」代表者。回復職として多忙な日々を過ごしているために遅刻癖がある。気さくで飄々としたエルフさん。だが一方で底が見えぬ老獪な態度をとることもある。年齢詐称疑惑アリ。

エコープル・デラ・ベリタ
プレミオムズ会議において成された報告の真偽判断を司っている「審議官」。いわば生きている嘘発見機。キュートでチャームなロリ神官。自らの持つ水晶玉の反応で真偽を見分ける。エコープルの前で嘘をつくと、彼女の持っている水晶玉は赤く光る。「審議官」という職責から、恐れられることが多いため軽い人間不信に陥っており人見知りが激しいが、アンティの人柄に触れて即座に懐く。またアンティについてきた、うさ丸さんの事も大好きになった。

その他


マザー・レイズ
教会のトップである「大司教」の任にある者。長い銀髪を持ち「さいごのかめん」と呼ばれる四つ目の仮面を常にかぶっている。なぜかアンティの事を常に気にかけており、そのカラミからヒキハに接触。彼女を伴い「義賊ちゃんを守り隊(仮)」(命名・オシハ)を結成して暗躍を続けている。

紫電
4年前にカーディフの街を救った冒険者にして魔法使い。
薄い紫色の長髪が特徴の美少女。年齢はアンティと大差ない。
紫の電光を操る魔法の使い手。アンティにとっては憧れの人にして街の恩人。
いつか彼女に会ってお礼を言うことがアンティの冒険者としての目標のひとつでもある。
だが、のちに「ある大事件」を起こしたとされてギルドより指名手配されている事が明らかになる。


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