概要
イルゲネスは桑原水菜作「イルゲネス-The Genetic Sodom ILEGENES-」上下2巻の小説。
「イルゲネス~黒曜の軌跡~」「イルゲネス~偽翼の交響曲~」は小説の13年前の話。
作画は石据カチルがしている。月刊コミック アヴァルスにて連載していた。
「イルゲネス~黒曜の軌跡~」は全5巻で、その続編である「イルゲネス~偽翼の交響曲~」は全3巻。
ストーリー
イルゲネス-The Genetic Sodom ILEGENES-
「誕生の島」イルゲネス。この島では、遺伝子操作によるクローン売買の闇市場が横行していた。
反クローン売買のテロ活動をしているレイ・レアティーズは、現政府が起こした革命の立役者で、今は場末のバーの主におさまっているジェイクィズ・バーンに、現政権打倒への協力を依頼する。しかしジェイクはこれを即座に拒否。その理由はジェイクと元首フォン・フォーティンブラスとの関係にあり―。
イルゲネス~黒曜の軌跡~
「飾り鉄砲」と揶揄される脆弱な軍に排出する人材を養成する学校として悪名高いイルゲネス軍学校に入学したフォン。彼には胸に抱く一つの野望があり――。
イルゲネス~偽翼の交響曲~
イルゲネス国立軍学校の3年に進級したフォンは、級友のジェイクらと始めた反政府組織“象の牙”の活動で、今や闇市場(ブラック・マーケット)に関わる政府要人たちを脅かす存在となっていた。男所帯の軍学校に、珍しく女性の士官候補生が二人入学。その女生徒の一人・ガブリエルの周囲では、何かと不穏な動きが見られ──。