概要
「イースⅠ・Ⅱ」の続編を希望したハドソンにファルコムが委託して、ファルコムが作成した原案を基にハドソンが独自に開発・販売したゲーム。
「天外魔境」シリーズを製作したハドソンが手掛けただけあり、ゲームシステム、グラフィック、操作性等、ゲームとしての完成度は普通に高い。
しかし、ファンから評価を受けているのは音楽のみであり、ハドソンが手掛けたこのファルコム作品ほどではないにせよ、シナリオは殺人的なまでの非難を受けた。
主に指摘されているシナリオの矛盾点
- サラが生存している(これはPCE版の続編として制作されているため)
- フィーナとレアが再登場する
- ダルク=ファクトが古代王朝時代から生きていたことになっている
だが、イースⅣといえばPCE版と言われるほど、当時のイースⅣとして知られていたゲームであり、ファルコムから発売されていた関連商品(CDやグッズ)も、PCE版のイラストやデザインが多用されていた。また、イースⅣのノベライズ版でもPCE版のキャラデザインが使用されていた。
開発スタッフ
制作・総指揮:工藤裕司
原案:加藤正幸(日本ファルコム) / ファルコム・イース・プロジェクト
シナリオアレンジ:長山豊 / 伊藤丈夫
脚本:伊藤丈夫
作曲:Falcom Sound Team J.D.K.
編曲:米光亮
音響監督:渡辺淳
プログラム:杉本悟 / 蛯名寿昌 / 芳賀孝宏 / 安部利也 / 小林勲
デザインチーフ:松田泰一
ビジュアル監修:松田泰一 / 土江達也
キャラクターデザイン:宝谷幸稔
原画監修:芦田豊雄
作画監督:竹内浩志
総監督:松永智史