概要
ジャングルを題材としたゲームからの脱出を目指す映画作品、ジュマンジの第2作目。
当初は2016年に公開される予定だったが、一年延期され2017年に公開された。1995年に公開された映画ジュマンジの正式な続編にあたり、作中の時間軸も実際の20年に準拠したものとなっている。
今作では前作で川に廃棄されたボードゲーム「ジュマンジ」がロムカセットのテレビゲームにパワーアップし、ゲームの中から脱出を試みるという物語になっている。
前作からのゲームルールの共通点・相違点。
95年版ジュマンジとは、共通した要素と相違する要素がある。最大の相違点はもちろん、ボードゲームがテレビゲームになった事だが、その他にも過去作とは幾つかの変更点がある。
特に、ジャングルやサバンナを舞台としてゴールを目指すという点では基本ルールは変わらないが、前作ではペナルティの一種でしかなかったゲームの世界に閉じ込められるという部分がクローズアップされ、本作ではゲームプレイヤーは全員ゲームの世界に閉じ込められるルールになった。
内容も順番にサイコロを振ってゴールを目指す双六式から、それぞれのキャラクターのスキルを活かしてゴールを目指すRPG式に切り替わっており、この他にも細かい違いがある。
ボードゲーム版ルール | テレビゲーム版ルール | |
---|---|---|
ゲームジャンル | ジャングルが舞台の双六 | ジャングルが舞台のRPG |
プレイ人数 | 最大で四人でプレイ | 最大プレイ人数は不明 |
ゲームの内容 | ゲームの世界が現実になるゲーム | ゲームの世界に入るゲーム |
ライフ回数 | (恐らくは)一回でも死亡するとアウト | ゲーム中に二回までなら死亡しても生き返れる |
クリア条件 | 誰か1人がゴールしてジュマンジと宣言する | プレイヤー全員でゴールしてジュマンジと宣言する |
あらすじ
1995年、とあるビーチに流れ着いたボードゲームである「ジュマンジ」は、ヴリーク家の人間に拾われ、その息子である当時高校生であるアレックスの手に渡る事になる。
しかし、アレックスはボードゲームに興味を示さず、ビデオゲームにハマっていた。そんな中、ジュマンジはボードゲームからロムカセットへと姿を変えてしまい、アレックスは何となくそのゲームを起動してしまう。
それから20年後。スペンサー、フリッジ、ベサニー、マーサの4人の高校生は学校での罰則により、掃除をしているところに古いテレビゲームを見つけてしまう。
不思議な太鼓の音につられてそのゲームを起動した4人は、ゲームの世界に閉じ込められてしまう。
ゲームをクリアしない限り元の世界には帰れないと知り、4人はゲームクリアを目指して、危険で奇妙な冒険に繰り出す。
登場人物
現実世界
スペンサー・ギルピン
主人公。気弱なゲームヲタク。
ゲーム内ではブレイブストーン博士としてプレイする。
アンソニー・フリッジ・ジョンソン
黒人の頭が悪いアメフト部員。
ゲーム内ではフィンバーとしてプレイする。
ベサニー・ウォーカー
セルフィー大好きな自惚れ美人。
ゲーム内ではオベロン教授としてプレイする。
マーサ・カプリー
シャイで真面目なガリ勉さん。
ゲーム内ではラウンドハウスとしてプレイする。
アレックス・ヴリーク
20年前前からジュマンジに閉じ込められていた青年。
ゲーム内ではシープレーンとしてプレイしていた。
ゲームキャラクター
スモルダー・ブレイブストーン博士
筋骨隆々なスキンヘッドの冒険家。
何者にも臆さない勇気を持っており、キメ顔をするとフェロモンがでる。
- ステータス
スキル | 弱点 |
---|---|
勇気、クライミング、スピード、ブーメラン、キメ顔 | なし |
シェルドン・シェリー・オベロン教授
ぽっちゃりボディが特徴の地図専門家。
地図が読めたりブレインとして有能だが、運動は苦手。
- ステータス
スキル | 弱点 |
---|---|
地図製作、考古学、古生物学 | 持久力 |
フランクリン・マウス・フィンバー
通称、ネズミ小僧と呼ばれる背の低い男。
動物に詳しく脅威を教えてくれるが、ケーキを食べると何故か爆発する。
- ステータス
スキル | 弱点 |
---|---|
動物学、武器運び | ケーキ、スピード、強さ |
ルビー・ラウンドハウス
プレイアブルメンバーの紅一点。
高い戦闘技術を持っており、様々な戦闘術を扱える。
- ステータス
スキル | 弱点 |
---|---|
空手、合気道、太極拳、ダンス・ファイティング | 毒 |
ジェファーソン・シープレーン・マクドノー
欠けたピースとなる5人目のプレイアブルキャラ。
20年間アレックスが操作していた元パイロット。
- ステータス
スキル | 弱点 |
---|---|
マルガリータ、飛行機操縦 | 蚊 |
ラッセル・ヴァン・ペルト
敵対することになる冷酷な男。
今回のミッションは、彼から宝石を取り戻すことにある。
ナイジェル・ビリングスリー
ジュマンジの陽気な案内人。
NPCなので決まった言葉しか話さず、ヒントも曖昧。
余談
本作は前作の直接的な続編ということもあり、95年版の内容を意識した点が垣間見られる。
95年版ジュマンジに登場したボードゲームも冒頭に少しだけ登場する、ゲームの世界に閉じ込められて数十年暮らす、など、前作から独立しているが、前作を知っていればより楽しめる要素がある。