エマ・ピアソン
えまぴあそん
ニューヨークの高校に通っている白人の少女。
アニメ映画版スパイダーバースのグウェン・ステイシーに似た金髪ショートヘアが特徴であるが、前髪に緑のメッシュが入っている。
優秀なクライマーでもあり、校内では人気者となっている。
クラスメイトである主人公尾ノ前侑からは想いを寄せられているが、侑自身の奥手な性格が災いして関係が進展しておらず、当のエマも消極的な侑に対しては「つまんないヤツ」と呆れていたが、後述の場面をキッカケに急接近するようになる。
初登場して程なく逃走中の強盗に捕まって人質にされたが、その時点で(ピーター・パーカーの代理として)スパイダーマンに扮した侑の活躍で事なきを得た。
後日、ふとしたキッカケで前述のスパイダーマンが侑である事を知り、侑がスパイダーマンになりきっている事は秘密にすると約束し、その時を境に仲間と共に侑と一緒に過ごす機会が増えるようになった。
※以下、中盤以降のネタバレ
「私っ…私ねっ サラのことが好きなの!」
第9話では、何故か不安そうな様子で侑を自室に呼び出して2人きりなったシーンで上記の台詞を口にしていた。
実は同性の友人であるサラに好意を抱いており、侑を含めた周囲から見たイメージとは裏腹に同性愛者であった。…つまりLGBTである。
以前から人気者としてのイメージや周囲からの期待に悩み苦しんでおり、本当の自分を誰にも打ち明けられずに隠し続けていたが、作中で自分と同じように秘密を抱えていた侑と親しくなった事で彼の前でカミングアウトすると同時にサラに告白する事を決意していた。
侑にしてみれば事実上の失恋であるが、落胆する事なくエマの本心を受け入れ、むしろ「頼りにしてくれる親友ができた」とポジティブに割り切って(友情としてであるが)より一層エマとの関係が進展する事となった。