概要
エルメシア・エル・リュ・サリオンとは魔導王朝サリオンの天帝。
サリオンにある十三の王家に対し全権を有しており、各国の調停を司る役割を担っている。
魔王レオンとも面識がある。
プロフィール
種族 | 風精人(ハイエルフ) |
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所属 | 魔導王朝サリオン |
究極能力 | 風天之王(ヴァーユ) |
武器 | 円月輪刃(チャクラム) |
担当声優 | 金元寿子 |
人物
性格はわがままお嬢様。
宰相のエラリド・グリムワルドをその気まぐれな言動で常に振り回しており、彼の娘エリューンとはお互い年の離れた友人のように気安い姿勢で接している。
かつての勇者サリオンとシルビアの娘でもあり、勇者時代にサリオンを拠点に活動していたレオンを弟のように想っている。
サリオンの民特有の見目麗しく年嵩を感じさせない美容の持ち主だが、武装国家ドワルゴンのドワーフ王ガゼル・ドワルゴを「小僧」呼びする程度には長生きしている。
初登場は『開国祭編』で、リムルの宣伝を聞き及び、サリオンの使者として自らサプライズ同然で魔国連邦に乗り込んできた。
伝統を重んじる高貴で堅物の多いサリオンの人間にあって、かなり思考は柔軟で目新しい物好きな一面がある。特にサリオンの国益になり得ると踏めば、計画中の新技術に対して投資も惜しまず、状況次第では共栄も打診する。
魔導科学の研究と発展も推進しており、リムルの構想する「魔導列車計画」にも積極的に協力を表明している。
実力とカリスマ性については本物であり、覚醒魔王となって日が浅い頃とはいえリムルを「英雄覇気」による魅力効果で思考停止に追い込みかけている。
また長く魔導王朝を経営して世界の情勢を見守ってきただけに、見聞と含蓄については他国の王たちより頭一つ抜きん出ている。
リムルにとっては国家運営においてガゼル以上の大先輩であり、自身が万一にも世界に害悪を為す決断をした場合のストッパーの1人となっている。
経歴
2000年以上前にエルフを取り纏め、魔導王朝サリオンを興しており、その配下にはエラルドのグリムワルド家を筆頭とした十三王家がいる。
人口は一億人(+自由民2千万人)ほどで、カバルやギドは魔法師団(メイガス)という、先祖返りしたエルフのみで構成される部隊のメンバーであるため、れっきとしたエルフである。