概要
『東京喰種』のキャラクター、金木研と神代利世のカップリング。
カネキが喰種になる前、ごく普通の男子としてリゼのことが好きだった。
理性を失ったカネキに人格として、ときに幻影として現れるなど劇中では二人の特別な繋がりを見せる描写がある。
当初カネキはリゼに恋慕し、あんていく離別後では自分の知るリゼと聞いた情報を得ていた。
カネキは自分の体内にあるリゼの赫包を彼女自身と同一視しており、彼女がいなければ自分は空っぽであるという発言から己の一部として依存に近い感情を向けている事になる。
そして、半喰種化した原因であるリゼを不思議と憎むことができずにいる。
未だに想いを寄せているのかは不明であるが、拘束衣を着たリゼに白髪後のカネキには珍しく困惑と照れが混じった笑みを向けていた。
しかも驚くことに、喰種の世界に入ることになった原因であるリゼへの憎悪や嫌悪感は一切描かれてはいない。
5巻のリゼを主役にした番外編ではカネキがリゼに一目ぼれした姿が描かれている。
このような関係の二人だがまともに会話したのは1巻のみ。
アニメ版ではカネキの幻影として現れ、喰種の本質を受け入れるよう促している。
「ねぇリゼさん…僕を見て」
「僕を見てくれよ!!!」
最終巻でカネキは幻想の母親に縋るように同じ台詞を言っており、高槻からは愛されたかったタイプと指摘されている。
ヤモリの拷問で現れたリゼの幻想や、彼女に関わるもの全てに拘る姿勢からカネキは
リゼに愛されたかった
と願っていたのかもしれない。
(カネキの母親とリゼは雰囲気が似ており、実際にカネキの好みのタイプは知的な女性である)
ちなみに、リゼ自身がカネキをどういった感情を向けているのかは不明。
細身で容姿が整った男性として、タイプ(食事として)ではあったようだが、劇中ではリゼの登場回数が少なく後半は意識が混濁しているので、12巻でカネキとの再会では残念ながら会話すら成り立たなかった。