概要
老朽化が進んでいたキハ10系列改造の郵便・荷物車の置き換えのため余剰となっていたキロ28の台枠及び走行装置を流用しキハ40系タイプの車体へ換装した改造車である。改造は1978年から名古屋、多度津、幡生、郡山、高砂の各工場が担当した。(郡山及び高砂工場はキユニ28のみ担当)
構造
キニ28
運転台後位に荷物棚・貴重品箱を備える荷重12tの荷物室を設置
後位寄車端部に荷扱車掌室及びトイレ・洗面所を設置。
キユニ28
前位側が荷重6tの郵便室、後位側荷重6tの荷物室とし、後位側面にトイレ、後位妻面に洗面所を設置
塗色
塗装はキユニ28の1~6がクリーム4号と朱色4号の一般色とされたが、この6両以外は1978年10月の「車両塗色及び表記基準規定」改正により朱色5号の首都圏色へと変更された。
運用
北海道を除く全国各地に配置されたが、改造から10年にも満たない1986年に鉄道による郵便・荷物輸送が廃止となり1987年までに廃車となり形式消滅した。
関連タグ
キロ28:改造種車