CV:中原麻衣
小説『キーリ』のヒロイン兼、本作の主人公の1人。
霊感が強く、幽霊を見ることができる体質がある事から(本作の舞台となっている惑星を実質的に支配している)教会の提唱する神の存在やその教義に疑問を抱いている少女。
なお、1巻の時点では14歳だったが、最終巻では17歳にまで成長している。
冬休みの最初の日、ルームメイトであり親友のベッカの悪戯から不死人のハーヴェイたちと出会い、成り行きで彼の旅に勝手について聞くことを決意した彼女は旅先で様々な幽霊や人々、そして不死人たちとの出会いを通じて少しずつ成長して行く事となる。
性格は上述した理由から何方かといえは冷めた性格をしているが、ハーヴェイに泣きついたり、彼とベアトリクスとの仲を疑ったり、大人びたベアトリクスに憧れを抱いていたりなどと少女らしい一面を覗かせる事もある一方、普段からは想像もつかない様な大胆な行動をとってハーヴェイと兵長の2人から一括されてしまう時もある。
また、6巻で彼と交わしたとある“約束”を早く実現させようとするが、何かと邪魔が入り、彼が拒否したりとなんだかんだで結局最終回まで持ち越される事になっていた。
母親の名前はセツリで、彼女が幼い頃にある理由で死別しており、祖母に育てられていたが、物語が始まる前半頃には既に亡くなっており、教会の寄宿舎学校に通っていた。
父親は教会のトップである<十一聖者>の1人、シグリ・ロウだが、様々な事情で絶縁状態であった。
寄宿舎学校では入学早々にクラスメイトから勝手な噂を立てられて孤立し、同じ部屋に暮らしていた(?)亡霊のベッカが唯一の親友であった(ちなみに噂の原因の1つは彼女が原因だったりするのだが…)。
なお、実はベッカ以外にもう1人、彼女の友人がいることが最終巻に置いて判明している。
なお、ハーヴェイと初めて出会って以来、彼の事が気になっており、当初はめんどくさい相手としか見てなかったハーヴェイも彼女と一緒に旅を続けるうちに次第に彼にとって大切な掛け替えの無い存在となって行き、兵長からは実の娘の様に可愛がられている。