概要
CV:堀内賢雄
元・軍警察大尉で、ジャン・クローチェの元上司。クラエスの担当官。
人物
ある日、軍警察の職務中、小銃の暴発が原因で片脚を負傷してしまい、退役を余儀なくされた。
それを前後してかつての部下だったジャンと再会し、社会福祉公社に誘われ、公社の根回しによる軍警察の復帰を条件に3年間という約束で公社に赴き、義体・クラエスの指導に赴任することになる。
クラエスに対しては、「興味があるのは軍警察の復帰」と言い放ちながらも、指導をする中で次第に娘に接する父親のような愛情が芽生えていく。また、「教養や好奇心のない奴は良い兵士になれない」ことを信条にしており、クラエスが訪れた際に読んでいた野菜の本について「野菜型の宇宙人が攻めて来た時役に立つように」と、「敵兵に対抗する方法」に例えて分かりやすく教えていた。クラエスを釣りに連れて行き、自分の父親と釣りに行った時の話を聞かせ、「あの頃は無為に時を過ごす喜びを知らなかった」と、部分的な生い立ちが垣間見られた。
「子供にそんなことをすれば寿命が縮む」と公社の内容に不信感を募らせており、そのことをマスコミに公表しようと公社を退社。別れ際にクラエスに「眼鏡をしている間は大人しいクラエスでいてほしい」という命令ではない血の通った約束を交わし、自身の部屋の鍵と眼鏡を譲渡した。
その後、ひき逃げに会い死亡する。この事件はクラエスの精神に大きな影響を来してしまう。