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クルップK5

くるっぷかーふぇんふ

第二次世界大戦中のドイツ軍が使用した列車砲、通称『28cm列車砲 K5』である。
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概要

1930年代後半、再軍備宣言によってヴェルサイユ条約の軍事制限条項から解き放たれたドイツは世界に誇るクルップ社を始めとする自国の優秀な重工業企業にドイツ国防軍向けの兵器の製造と供給を命令した。その一つとして誕生したのが『クルップK5』列車砲である。

もともと火砲や鉄道の製造技術に秀でていたクルップ社は第一次世界大戦時にも世界最大級の列車砲と言われていた『パリ砲』の開発設計に携わっていた。その経験を生かして1934年から製造を開始したクルップK5系統は第二次世界他戦中で最も優秀な列車砲と評価されている。


構造

本砲は長砲身の28.3cm×76.1口径砲が2台の12軸式ボギー台車に跨る形で搭載している。

分解して走行することも可能だが、ドイツ標準規格の民間鉄道であれば連結状態のまま走行できる様に設計されているので移動力も高い。しかし、その長砲身の主砲から放たれる砲弾の射程は凄まじいものだった。通常砲弾の最大射程は6万2400m(62.4km)に達し、射程延長を目論んだロケット推進式砲弾を使用した場合は8万6500m(86.5km)と言う驚異的な射程を発揮した。


性能諸元【28cm Kanone5.Vz】

全長30m(移動時)~32m(射撃時)
砲身長21.5m
重量218t
砲身重量85t
砲身口径28.1cm×76.1口径
砲弾重量約255.5kg
 砲弾装薬分離装薬式
 発射速度1発/3~5分
 最大射程6万2400(通常弾)~8万6500m(ロケット推進弾)

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