概要
一般的なシャープペンシル(鉛筆なども同様だが)は、筆記描画のうちに芯が片減りしてくる。すると筆跡の太さが太くなっていってしまうため、片減りしないようにペン自体を回しながら使うことが必要になる。
しかしクルトガは、ペン先を紙面に押し付けたり離したりする力を利用して芯のみを自動的に回転させる機能を持っている。このため上記のような使い方をしなくて済む。また先端に余裕がある構造のため若干折れにくくなる効果もある。
この機構は「クルトガエンジン」と呼ばれており、特許で保護されているが、基本的には芯を送り出すノック機構を応用したものである。
主に高校生・大学生をターゲットとして開発されたが、発売してみると年齢層に関係なく飛ぶように売れ、ついには生産が追いつかない事態になったという。かつては一種類だった製品も今では多くのバリエーションに発展している。
絵を描くためのツールとしても幅広く使われるようになり、pixivユーザーにも愛用者が多い。ツール系タグのひとつとしても使用されている。
欠点として、ずっと紙面から離さずに描画を続けているとクルトガエンジンが機能しないことと、クルトガエンジンのために必然的にペン先に遊び(がたつき)が出るため、特に製図用シャープに慣れた人などには奇妙に感じることが挙げられる。