概要
対ガイアキャンサー組織「オーグ」の一員である20歳の青年。
リーダーであるユアン・オースティンの右腕的な立ち位置であり、序盤からユアンと共に登場、レイク達を追いかけている。
ブラストエンジニアとして火器管制を担当、戦闘でも銃器や爆弾等を使った技を操る。
元々は両親と妹がいたが、妹が世界に蔓延する病・ディスピスによって怪物(ルシファー)化し他界。
両親も重度の鬱状態になり、ケインを残して投身自殺してしまっている。
こういった経緯から自殺を肯定的に捉えており、死にたい人間は死なせるべきと語る。
それ以外でもややひねくれた部分があり、直情的なユアンの強引さに不平を言うことも多い。
基本的にぶっきらぼうでシニカルな性格だが、戦場になった街で母親とはぐれた女の子に優しい声を掛け、
エンデに彼女が惨殺された際は誰よりも憤るなどしばしば感情的になることもある。
女王を追い落として政権を略奪したモーガンを討つために向かったC.M.G.C.本部にて、
ケインはモーガンが作動させたと思われる、兵器開発者カーチス・ハミルトンの制作した兵器「C.M.G.C.クラッシャー」の道連れ装置に捕縛されてしまう。
解除できなければ大爆発という状況の中、ケインはなんとか解除してみせると他の皆を外に出させる。
しかし、一人残されたケインは「俺の手で外せる訳ないだろ?」と独りごちる。
最初から彼の手で装置を解除するつもりなどなかったのだ。
上司であるユアンに「あんたといた時間は思ったより悪くなかった」と彼らしい素直じゃない言葉を吐き、
そして両親と「アイシャ」に向かって「俺も今からそっちに行く」との遺言を述べ、
彼は大爆発の中消えていった……
以下ネタバレ
本作の黒幕である「クルスク一家」の長男。
彼が「投身自殺した」と語った両親は偽装自殺によって生き延びており、
母親レオナは地上でゲオルクの部下、ハイディ・バーミンガムとして、
父親ジョシュアはフェジテでC.M.G.C.のエンジニア、カーチス・ハミルトンとして経歴を偽り、
一家でエンデと共に世界の滅亡を画策していた。
死んだと思われていたシーンは父親であるジョシュア=カーチスと組んでの狂言であり、
「俺もそっちに行く」というのは天国に行く訳ではなく、
単にオーグの一員であることをやめ、黒幕として両親と合流するという意味であった。
終盤でそのエンデをも下剋上にて打倒した彼らは、世界を破壊する「ディザスティア」そのものとなり、
「アイシャの空」にてヴェーネ達と対決する。