概要
アフリカのコンゴ川流域に分布する小型のナマズ。大きさ5~10センチくらい。
なぜか仰向けの格好のまま泳ぐのでこの名前があるが、他の魚のように腹を下にして泳ぐことも可能。
宇宙での実験により、重力を感じて逆さになるのではなく、光に腹側を向ける性質から逆さまになっていることが分かった。つまり、透明な台に水槽を置き、下から光を当てれば普通に泳ぐのだ。
ただしなぜ逆さでなければならないのかそのものは不明で、腹側の方が色が濃い事から「下からやってくる敵に対する防御のため(どうせ食べられるならお腹よりも背中の方がまだ生き延びやすい)」と推測されているが……。
夜行性で、昼間は水草の裏、流木の下、石などの裏などに密着して休み、夜になると活発に泳ぎだし、積極的に索餌を行う。
食事の際は、浮いている餌は逆さのまま、沈んでいる餌は他の魚と普通の向きに戻って……などうまく姿勢を変えながら食べるので可愛らしい。
熱帯魚として知られ、安価で購入することができる。
数匹で飼うと群れを作ったりするので、数匹で飼うことがよく推奨されている。