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サルバトーレ・ドニ

さるばとーれどに

サルバトーレ・ドニとは、「カンピオーネ!」に登場するキャラクターである。
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概要

6人目のカンピオーネ。
世界でも四番目以内の戦士(武術家)を自称する人類最高位の剣術家で、強者との戦いの中で会得した「無想剣」を使う。その他の武術においても羅濠教主には及ばないものの高水準で修めており、槍の腕もヌアダから認められるほどで、体術についても軍神に危機感を抱かせる水準にある。独学で神速を見切る心眼を身につけている。
一方でカンピオーネになる前は呪力を体に溜め込めない体質であったため、魔術関係が実践・知識共に全然駄目。体質が治った今でも魔術は使えず、その弊害で魔術戦における直感が鈍く、いくらカンピオーネに魔術が効きにくいとはいえ、敵の魔術攻撃に対してあまりにも無防備に突撃して痛い目にあうことがある。
自身の剣を極める方法として全力で命を取りあえる神殺しやまつろわぬ神との対決を望んでおり、それ以外にはほとんど興味がなくそのためなら手段を選ばない。

権能

斬り裂く銀の腕(シルバーアーム・ザ・リッパー,Silver-arm the Ripper)

ケルト神話の神王ヌアダから簒奪した最初の権能。『銀の腕』と化した右手で握った物体(食事用ナイフや木の枝などであっても可)を、全てを斬り裂く必殺の魔剣へと変える能力。シンプルに「斬る」ことに特化した権能であるためかその力は絶大で、呪力を全力で注ぎ込んだときにはヘライオンや天叢雲のような神具や魔剣を封じる言霊を込めた『戦士』の力をも切り裂いた。
刃に様々な能力を込めることができ、一例として神やカンピオーネでも簡単に治癒しない魔性の傷を与える、魔術を斬り裂く、一太刀で対象を八つ裂きにする、斬りつけただけで敵を爆発させる、切っ先から光線を放ち遠くの塔や50m先の軍勢をまとめて一刀両断するといった剣技の枠を超越した芸当が可能となる。さらに、巨体を持つ神や魔獣とも戦う場合は、刃渡り8m弱、重量300kg超の大剣(剣は自分の肉体の一部とみなされるのか、どれだけ巨大化させても本人は重さを感じない)に変形させ、この状態では体長20mの『猪』を一撃で屠るほどの威力を発揮する。一度手放した物は魔剣化が解除されるが、ドニの意思で再び魔剣に変えられる。この性質を利用して、砕かれた魔剣の破片に対して再び権能を行使し、無数の刃を散弾として発射するという奇襲も可能。ただしドニには魔導のセンスが致命的に欠けるため、遠くの物を再魔剣化して操るには相当な時間を要する。
基本的には手に持てる大きさの物体を魔剣に変える権能だが、「大地」に使用して地面から無数の魔剣を出現させる、「小惑星」を魔剣化して『流星剣』とし秒速40km以上の速度で地上へ落下させ大陸を断ち切るといったことも可能。ただしそれぞれに欠点があり、前者はドニの主観では手にした剣で切りつけた方が手っ取り早いので敵に囲まれたときにしか使用せず、後者は発動から着弾にタイムラグがあり魔導のセンスのないドニでは発動のために極度の精神集中を必要とする。後にドニ自身の成長の結果、徒手空拳の状態でただの手刀をも魔剣とすることが出来るようになった。

鋼の加護(マン・オブ・スチール,Man of Steel)

北欧神話の《鋼》の英雄ジークフリートから簒奪した第2の権能。《鋼》の不死性を受け継いだ権能であり、周囲に無数のルーン文字を浮かべその内側の肉体を鋼より硬くして身を守る。衝撃までは無効化できないが出力に応じて質量が増していくため、体重をトン単位で増加させて攻撃に耐えることが可能となる。ただし最低出力でも軽自動車ほどの重さはあるため、泳ぐことはできなくなる。重さによって動きが阻害されることもなく、剣を失っていたとしてもこの権能によって生じる重量と硬度を肉弾戦に転用できるが、使用中は微妙に関節の動きが悪くなったように感じるという欠点がある。
ある種の不死性も獲得するらしく、発動中は呼吸も食事も不要となるため、水中はおろか真空の宇宙空間でも年単位で活動し続けられる。仮に自身の魔剣のような強力な武器で鋼鉄体を突破されたとしても、傷口は『溶けた金属が固まった』ような形で即座に塞がり出血を防ぐ。
通常状態で危険な場合は自身の意思で仮死状態になってやり過ごす。ただし、その後はしばらくの間衣服を含め全身が灰色になり、権能非使用時と同程度の柔らかさしかないうえ魔術耐性も失った無防備な状態と化す。さらに仮死状態から復帰するにはある程度時間が必要であるため、信頼のおける者に肉体を守っていてもらうなどの対策が必要となる。
また天蓋状にルーン文字の範囲を広げることで、周囲一帯を鋼鉄体の強度を持つ城壁と化すことも可能となる。だが、自分自身は不死性を失う、熱・風・雷までは防ぎきれない、神やカンピオーネのように強力な魔術耐性を持つ者には突破されてしまうといった欠点がある。

いにしえの世に帰れ(リターン・トゥ・メディーバル・スタイル,Return to Medieval Style)

ローマ神話の発明を司る火と鍛冶の神ウルカヌスから簒奪した権能。周囲一帯の文明を中世ヨーロッパのレベルまで退行させ、当時存在しなかった全ての近代的な発明品・機械類の動作を封じる力。発動時には、何らかの物体に『nudus ara』『sere nudus』(裸で耕せ、裸で種を蒔け)とラテン語で刻むのが条件で、文字を刻んだ物を破壊すれば権能を解除できる。通常時の規模としては小都市を覆う程度で半日ほどしか持たないが、呪力を振り絞れば範囲は大都市レベルまで跳ね上がり、持続時間も日単位まで延長させることが可能。有用性は高くないが、世界に脅威を与える点で恐るべきポテンシャルを持っている。

聖なる錯乱(Devine Confusion)

ギリシア神話の狂気を司る酒と豊穣の神ディオニュソスから簒奪した権能。あらゆる神秘の力を活性・暴走させるフィールドを形成し、その範囲内では自身の権能を含め、あらゆる権能と魔術が制御不能になる。一見すると有用性が低いため護堂は自爆技と称したが、驚異的な剣技を持つドニにとっては最高の切り札と言える権能。発動までに少々時間がかかるのが難点。

鋼鉄の暴走(Iron Stampde)

ギリシア神話の鋼の軍神アーレスの息子フォボスとディモスから簒奪した権能。馬などの畜獣・馬車・自動車といったあらゆる「地上を疾走する道具」にドニをボスと崇める意思に目覚めさせ、軍団を指揮して攻撃・突撃・暴走を行わせる。数万単位で影響下に置くことが出来、鋼鉄の鎧・装甲板・衝角・刃で武装させることも可能。ただし、突撃と暴走以外の命令を下すことは出来ない。車の多い都市部で凶悪な効果を発揮する。

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