概要
漫画作品『SERVAMP』に登場する、契約した主人から血をもらい命令に従う
SERVANT(下僕)+VAMPIRE(吸血鬼)。
いわゆる、真祖と呼ばれる存在。不老不死で、怪我をしてもすぐに治る。
日光の下ではそれぞれ動物の姿になってしまう。
全員で7人兄弟のはずだったが、椿という人物が8人目のサーヴァンプを名乗っており、真相は不明。
主人(イヴ)
サーヴァンプと契約をした人間。サーヴァンプに血を与えることによって、サーヴァンプに命令が出来る。
自身のサーヴァンプと一定の距離以上離れることが出来ない限界距離というものがある。この距離は1番目、2番目、3番目…と段々長くなるため、長男であるクロが一番短い。
6時間離れると身体に体調不良のような異常が生じ、そして24時間で死んでしまう。
また、18時間離れた際にも起きる症状があるが、真祖ごとにそれぞれ違う。クロの場合は主人もサーヴァンプと同じ動物の姿になってしまうが、イルディオの場合は主人の声が出なくなる。
主人はサーヴァンプとの契約・力の証でもあるリードと呼ばれる武器を扱うことができ、武器の形状や能力は個人によって異なる。途中から武器の形態が変化する例もあり。
下位吸血鬼(サブクラス)
瀕死、または死んですぐの状態でサーヴァンプによって吸血鬼にされた元人間。自身を吸血鬼にしたサーヴァンプに忠実のため、サーヴァンプからの命令には逆らえない。
また、不老不死であるが日光を浴びたり、サーヴァンプに血を吸われたりすると灰になる。
椿の下位吸血鬼のみは日光に強く、サーヴァンプに血を吸われない限り死亡しない。
契約の仕方
1.名前を貰う
2.物を貰う
3.人間体で貰った名前を呼ばれる(仮契約)
4.名前を呼ばれてから24時間以内に血を貰う(契約完了)
主人との関係
主人から貰った物はどんな力を使っても壊れなくなる。しかし、主人とサーヴァンプの関係が悪くなった場合は、包丁で突き破ることが出来るほど脆くなる。
また、椿の持つ日本刀の場合、主人との関係が悪くなっておらずとも壊すことが出来てしまう。
現在物を壊されたのは4名で、7番目の真祖=末っ子から壊されていく形になっている。椿はこれをカウントダウンと呼ぶ。
主人から貰った物を壊されると体から“力の源”である灰塵(ジン)を放出する。
サーヴァンプ全員の精神世界にはそれぞれ分身(後述)のような存在がおり、時折主人に接触してくる。
※以降の項目では重大なネタバレを含みます |
サーヴァンプの正体
※この項目は16巻以降の重大なネタバレを含みます |
「サーヴァンプとは…人間に悪魔を埋め込み不老不死にした存在」
実は元人間で、死んでしまった人間に超人的な能力と永久の命を与えたもの。
また、幻覚のようなもので母国以外の言語も話すことが可能になっている。
サ-ヴァンプの作り方
※この項目は12巻以降のネタバレを含みます |
器となる人間と、血と、精神が必要。器となる人間に血を飲ませ、周りの精神を取り込むことで完成する。
無差別に周りの人の精神(命)を取ってしまうため、サーヴァンプを作ると必ず周辺全ての命が消え去る。
どれか三つが欠けると作成は不可能で、下位吸血鬼を作る際の「瀕死の状態、または死んですぐの状態」という条件はこれによる。
サーヴァンプを作るのは非情に困難であり、作るのに成功したのは今のところ先生と呼ばれる人物のみ。
失敗するとそれを行ったものを含めその場の周辺の人間は無差別且つ大量に死亡するため、記録も何も残らない。遠隔で見張っていても同様で、監視記録は不自然に消滅し、見ていた人も消える。
精神世界の分身達
※この項目は16巻の重大なネタバレを含みます |
「“核”が何なのかは誰も知らない」
「人間の手に余る、意思を持った“何か”」
実は、先生によって器に後付けされた核で悪魔とも呼ばれる存在。サーヴァンプに超人的な能力や永久の命を与えたのは彼らで、
サーヴァンプが「人工の不老不死」と呼ばれる所以である。
侵食
※この項目は18巻のネタバレを含みます |
サーヴァンプは主人から貰った物を壊されたことにより、状態が不安定になっていく。
すると段々外側の器(体の表面)まで悪魔が侵食してきてしまう。
侵食の際の症状
スノウリリイ | 幼児退行 |
---|---|
イルディオ | 体に模様が浮かび上がる |
ハイド | 体が溶ける |
フレイア | なし |