概要
マール王国の人形姫の主人公コルネット・エスポワールの実母。彼女が幼い頃に亡くなっている。
ネタバレ
実は古代兵器を巡る騒動で娘を庇って亡くなった後、人形クルルに魂を移しており、あえて人形の友として娘を見守っていた。EDではしあわせになった彼女を見届けて天国に旅立つ。
過去
『マール王国の人形姫2』や『天使のプレゼント』では少女時代の彼女が登場している。元は古代文明時代の王族の血を引く人間であり、2に登場するチェロは幼馴染で、両親は権力争いによる戦争で命を落としており、不治の病を患っていた兄キールディアはとある人物と恋に落ちて駆け落ちしてしまう。
後に戦火から逃れるべくチェロと共にライトofビューティーの力で未来に転移するも、彼が飛ばされた時代(2より少し前の時代)よりも過去の時代(1より十数年前の時代)に飛ばされて、ムスタキとマリウス親子に保護された。その後オレンジ村で過去に囚われながら生きていたがマリウスなど周囲に恵まれ徐々に元気を取り戻していく。成長後は教会でシスターとなり後にマール王国の王妃となるジークリンデと仲良く過ごしたりローゼンクイン商会のトップであるカール・ローゼンクイーンにアプローチされ同時期に帰ってきたマリウスと三角関係の末にマリウスと結婚する。しかし幸せは長く続かず隣国との戦争でマリウスは戦死、義父であるムスタキ達も国を守るため故郷の滅んだ原因の一つである古代兵器を復活させ持ち出し大きなショックを受ける。戦後はゴロンゾ大臣の悪だくみを知りムスタキ達に古代文明が滅んだ原因と自身が古代人であることを教え説得の末に古代文明の資料を破棄させることに成功する。それから数年後、幼いコルネットを守るため古代兵器から娘を守り命を落としその際に娘が幸せになるまでという条件付きでクルルとなった。
マール2では既に成仏したが物語の終盤に天使となって孫のクルルの前にチェロの過去を教え彼を救えるのはクルルだけと教えクルルを救わせ数十年ぶりに再会したチェロと別れを告げる。
個の破天荒な自身の人生が幸せだったのか不幸だったのかは自分でもわからないが満足したと独白している。