概要
ジルフェルとは、小説『本好きの下剋上』に登場する、ジルヴェスターとフェルディナンドの二人をまとめてジルフェルと呼ぶ。
主に、ジルヴェスターを攻め、フェルディナンドを受けとするBL(腐向け)カップリングを指す。
腐向けカップリングとして書く場合は、腐向けタグとの併用が望ましい。
作中でのふたりの関係
ジルヴェスター貴族院時代に、洗礼式前のフェルディナンドが、先代アウブ・エーレンフェストの愛妾の子どもとして連れて来られたのが、二人の出会いである。
初めての弟に良いところを見せようと、ジルヴェスターはフェルディナンドに、兄風を吹かせて良く構った。
しかし、ジルヴェスターがフェルディナンドに次期領主の座を奪われることを危惧した正妻のヴェローニカによって、フェルディナンドは食事に毒を盛られるなどの不遇を強いられる。
貴族院入学後のフェルディナンドは、年間を通して貴族院に止まり、領地にほとんど帰ってこない。
貴族院卒業後は、エーレンフェストに戻り騎士団長としてジルヴェスターの補佐を務めていたフェルディナンドだったが、先代アウブ・エーレンフェストの死後、ヴェローニカの攻撃が命の危険を感じるほどになったため、ジルヴェスターの勧めで神殿に入ることになった。
神殿入り後も、何かと城に呼び出され、ジルヴェスターの執務を手伝っていたフェルディナンドだったが、ローゼマインに「ジルヴェスターを甘やかしている」と指摘されて以降は、ローゼマインを盾に呼び出しを断るようになった。
王族からの命令でフェルディナンドがアーレンスバッハに婿入りすることになり、酔ったジルヴェスターは、王命に逆らえぬ自分の立場を悔しがり、「其方が行くと私が困るから、行くな」「頼られる兄になりたかった」と漏らしていたが、見送りの時には「エーレンフェストに固執せず、アーレンスバッハにおける自分の幸せを最優先にしてくれ。私が其方に望むのはそれだけだ」と告げる。
それに対するフェルディナンドの答えは「……そのお言葉、忘れません、兄上」であり、作中でフェルディナンドがジルヴェスターに「兄上」と呼びかけるのは、これが初めてだ。
優秀な弟であるフェルディナンドに頼り、弟がアウブになれば良かったと思っているジルヴェスターであるが、フェルディナンドの方は兄には優秀な者が留まって支えたいと思う求心力がある、と領主として認めている。
関連イラスト
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別名・表記ゆれ
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