概要
サッカーやプロ野球などのプロスポーツにおいて、実力者でありながらあえてスタメンではなくサブメンバー(控え)として起用される選手に対して用いられる俗称。
一般的にはサブメンバーはスタメンの選手よりも力量が劣ることが多いが、ごく稀に「先発ではなく控えとして試合の途中から起用され実力を発揮、きちんと結果を残す選手」がいることがあり、「サブ」の上位互換として「スーパーサブ」として呼ばれるようになった。
スタメン・レギュラーの選手が1年間(シーズン)通しでフル出場することは、疲労面や体力面を考慮すると不可能に近く、スーパーサブの存在によりチームはシーズンを戦い抜くことができるようになる。あえて温存しておき勝負所で投入するというチーム側の戦術もある。
- プロサッカーの例では、中山雅史の活躍で「スーパーサブ」という用語が世間に浸透。彼は日本代表メンバーとしてきちんと実績を残した。
- プロ野球の場合、試合途中から登板する投手「セットアッパー」「クローザー」がこのカテゴリーに含まれる。また、どのポジションもこなせる「便利屋」(ユーティリティープレイヤー)は厳密には「スーパーサブ」と意味が異なるが、両者は混同されやすい。