概要
騎士アカデミーに入学するための旅の最中でイングリスとラフィニアが出会ったノーヴァの街の執政官。
選民意識の強い天上人の生まれでありながら、誰にでも分け隔てなく穏やかに接することのできる慈悲深い人物で、領民にも慕われている。
しかし、天上人を憎悪する一部の者により、天上人にのみ作用する毒薬「虹の粉薬(プリズムパウダー)」を盛られ、半ば逆恨みで魔石獣にされてしまう。
本能のままに暴れるが、世話をしていた孤児たちの呼びかけに僅かに理性を取り戻し、自害しようとしたことから、彼女を倒したくないイングリスと、一時的に手を組んだ血鉄鎖旅団の「黒仮面の男」により、氷漬けにされた上に小型化することで無害化された。
リンちゃん
手のひらサイズの魔石獣となったセイリーン。
天上人だった頃の記憶や知性は失われてしまったため、イングリスのペット的存在となる。僅かに狂暴性は残ってはいるようだが、せいぜい指を甘噛みする程度。
巨乳な女性の胸の谷間に潜り込むという大変けしからん癖を持つ(性別は女性なのだが……)。主にイングリスが被害にあっている。
なお、彼女の兄のセオドアが引き取ろうとしたが、兄の事を覚えていないのか、それともイングリスの側(というか胸)の方が居心地がいいのか、彼女が嫌がるため、引き続きイングリスが面倒を見ている。