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概要編集

「TS衛生兵さんの戦場日記」書籍版の語り部。


オースティンの出版社「ウィン・マンスリーハート」政治部に勤める記者見習い。

休暇を利用して、遺骨・遺品回収のボランティアを兼ねて戦場跡で発掘作業をするほどの歴史オタク。

かつての西部戦線塹壕跡にて、偶然トウリ・ノエルの手記を発見した。その後手記を役所に届けたところ、何故か自分が遺品の受取先として登録されていることを知り、手記を読み進めながら、自身とトウリとの関係や戦争の真実に近づいていく。


以下、ネタバレ注意























トウリ・ノエルは幼少期の育ての親である。

もとは父親のゴムージ・ウェーバーが、オースティンの都市マシュデールにてトウリに命を救われた恩から交流が始まった。ゴムージはサバト連邦の出身であり、オースティンの情勢がいよいよ危なくなったことからサバトへの亡命を決断。その亡命の途中で瀕死のトウリを発見し、大枚をはたいてトウリを救命した。

以後、トウリはサバトの村オセロにてセドルの世話をして過ごした。セドルはトウリを「トゥーちゃん」と呼び慕っていた。(母親のクーシャはゴムージの営む商店の店番があり、セドルと長く過ごせる上に懐かれているトウリに嫉妬していた模様)


その後サバト連邦で革命が勃発し、革命の余波で生じた賊に両親は殺害され、ゴムージの末期の頼みでセドルはトウリに任されることとなった。トウリはセドルを残された唯一の家族として溺愛し、自らの命を投げ売ってでも彼を庇護した。


革命勢力が勝利し、革命勢力とオースティンが同盟を組んだ後は、オースティン国内に作られた経済特区に移住した。トウリは軍に復帰したため、以後彼の保護者は共に移住してきたオセロの癒者アニータが務めた。

(復帰後のトウリは紆余曲折あって凄まじい速度で昇進してしまい、トウリの仕送りのおかげでセドルとアニータが金銭的に困ることはなかった模様)


終戦後も戦後処理でトウリは10年以上経済特区に帰ることができなかったため、セドルの記憶は徐々に薄れていったと考えられる。


※書籍版のセドル視点は戦争の20年後が舞台となっているため、逆算して数年前にトウリは経済特区を一度訪れている模様。何故セドルがトウリを知らなかったのか、セドルとトウリは経済特区で再会できなかったのか等の理由は現時点で不明である。

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