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タイムクライシス1

たいむくらいしすわん

1996年、ナムコ(現バンダイナムコ)からリリースされたアーケードガンシューティングゲーム。
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概要編集

当時、アーケードガンシューティングゲームにおいて絶大な人気を得たタイムクライシスシリーズの記念すべき第一弾であり、従来の敵の攻撃を受ける前に撃つガンシューティングとは異なり、敵の攻撃から隠れながら撃つという本物さながらかつ斬新なシステムが話題となった。

このヒットを機に続々と五作品までシリーズ化され、同時にこのシステムを用いた派生作品も複数登場した。


ストーリー編集

20年前、某大陸の「セルシア王国」は国防政策で疲弊していた国民による革命で王制が瓦解。「セルシア共和国」として新しい歴史を歩み始める。

しかし王家の古城が聳える孤島「王の島」で20年前の当時はまだ12歳だったが、その革命で父のガロ国王を殺されたシェルード・ガロ王子は王政復古と父の仇を取る為に王家の遺産を受け継いで20年前から現在まで、闇の世界で力を付け、ありとあらゆる悪事に手を染める。その活動拠点となった古城は「闇の城」とまで呼ばれるに至った。更にシェルード・ガロ王子は計画実行の為に素性不明の凶悪犯ワイルド・ドッグを莫大な資金で雇い入れ、彼の率いる組織犯罪「ワイルド・ドッグ」と同盟を結ぶ。

そして、共和国建国20周年の日、ワイルド・ドッグは革命の実行者である現セルシア共和国大統領の令嬢レイチェル・マクファーソンを誘拐して『王の島』の古城に連行。大統領に対し、レイチェルの命と引き換えに軍事機密ファイルを要求。「この件を少しでも外部に漏らせば、娘の命は無い」と突き付けた。警察と軍を動かせば、レイチェルの命が危なくなると考えた大統領は、かつてワイルド・ドッグと対等に渡り合ったとされる国際特殊諜報機関「VSSE」の凄腕とも言えるエリート工作員リチャード・ミラーに愛娘レイチェルの救出を極秘裏に依頼した。シェルード・ガロ王子が突き付けた要求の期限は日没まで。リチャードとワイルド・ドッグ兼シェルード率いる武装集団との壮絶な戦いが孤島の古城で始まる。


システム編集

撃って隠れるをコンセプトにしたガンシューティングゲームとなっており、筐体の下にあるペダルを踏むと物陰から出て攻撃でき、離すと物陰に隠れ敵の攻撃をやりすごすことができる。また隠れると同時に弾薬のリロードがなされる。


これまでのタイムクライシスシリーズにおいて通常は二人同時プレイが可能だったが、今回は主人公が一人だけのため、今作のみ一人プレイのみとなっている。

また、武器も装弾数6発のハンドガンのみで後の作品に登場するマシンガンやショットガン等の強力武器は今回では一切使えない。


更に、敵からの命中弾も通常は赤い閃光を放ちながら発射されるのだが、今作は全ての発射弾が同じ色であるのでどの弾が命中するのかわからない。同時に制限時間においても従来の場合は時間切れと同時にライフを一つ失うが、今作のみ時間切れになると強制的にゲームオーバーとなる。敵を全て倒し次の場面に進めば制限時間は回復するが、時間をかけ過ぎるとある程度迄しか回復しない。


その為、歴代のタイムクライシスシリーズにおいて本作のみが史上屈指の難易度を誇っていても過言では無い。


ただし、1発も外さずに敵を倒し続ければライフが一つ回復するようになっており、このシステムを導入しているのは今作のみである。


キャラクター編集

本作の主人公で国際特殊諜報機関『VSSE』を代表する諜報員。黒い髪に天使の絵が描かれた黒い皮ジャケットを着用している。

普段から無口で的確な判断を行い、数多の事件を解決してきた。アメリカ人と目されるが詳細不明。

『セルシア共和国大統領令嬢誘拐事件』の以前にも、ワイルド・ドッグが絡む事件を何度か担当している。


  • レイチェル・マクファーソン

本作のメインヒロインでセルシア共和国現大統領の愛娘。共和政権への復讐を目論むシェルード・ガロの陰謀で、彼と手を組んだワイルド・ドッグにより誘拐され、敵本拠地『王の島』に幽閉されてしまう。

父親想いであり、なおかつその父が王政を打倒した革命の英雄であるがゆえ、シェルード・ガロの復讐の絶好のカモになってしまった。

現役の国立大生だが、学内で彼女が現大統領の令嬢だと知る者は少ない。旅行とリボン収集が趣味。


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  • MOZ(モズ)

ステージ1のボス。ワイルド・ドッグの配下で、仮面と胸当てをつけ、右腕に巨大な鉄爪を装備した忍者部隊ムササビのリーダー。

金の胸当てと金の靴に赤紫の忍服を着用しており、部下のムササビは銀の胸当てと銀の靴に黒い忍服を着用している。アクロバティックな動きと三角飛びを披露し、その敏捷さを見せ付けてくる。

部下のムササビと連携攻撃でリチャードを苦しめるが、ムササビはリチャードの銃撃で全滅し、自身も三角飛びでリチャードに斬り掛かろうとした際に銃撃され敗北。

負傷したMOZはレイチェルが時計塔に連行された事をリチャードに告げるが、「今頃はもう生きちゃいねえよ」と余計な一言を吐き捨てた為にリチャードに鉄拳制裁される。

だが、実際には仮面が割れ気絶しただけだった為にステージ3-3、ステージ3-ボスエリアで一般兵として再登場。最後はステージ3-ボスエリアでリチャードに止めを刺され死亡した。


  • シェルード・ガロ

ステージ2のボス。本作の首謀者でガロ王家最後の生き残り。傲慢なナルシストだが、20年前の革命において国王たる父を殺され、それに対する復讐心から、さらに性格が歪んでしまった。

その復讐の為に王家の遺産を利用して『闇の世界』で力を付け、ワイルド・ドッグを雇い入れ、今回の事件を起こした。

時計塔の最上階で待ち構えスローイングナイフを華麗なナイフ投げで戦うが、それ以上に彼を警護する多数の親衛隊員にリチャードは、苦戦させられることになる。

最初は時計塔最上階真ん中に有る大きな花壇を遮蔽物に華麗なナイフ投げを行うが、リチャードに3発銃撃され左手で右腕を押さえ左足を引き摺りながら大きく穴が空いた横長の壁兼柱の4つの内の1つを遮蔽物に変えナイフ投げを行うが、ここでもリチャードに3発銃撃され再度左手で右腕を押さえ左足を引き摺りながら今度は扉並みの大きさの柵無し窓が有る通路に逃げ壁を遮蔽物に変えナイフ投げを行う。ここではリチャードを挑発してるのか時々ナイフ投げを行わず隣の壁へ飛び移動する事が有る。しかし死闘の末に親衛隊員はリチャードに全員射殺され、最終的にシェルードもリチャードに射殺され両腕を大きく広げ上半身を左に捻らせた状態で倒れ死亡した。

その後シェルードの死体は時計塔に放置されるが、ワイルド・ドッグが時計塔に仕掛けた爆弾を作動させシェルードの死体は爆発に巻き込まれワイルド・ドッグに裏切られた。これによりガロ王家の血はリチャードに途絶えられ、ガロ王家はワイルド・ドッグの裏切りと王の島と闇の城が完全に破壊された事でガロ王家が事実上完全に壊滅される事になった。


ステージ3のボスで本作のラスボス。巨大犯罪組織『ワイルド・ドッグ』の首領でもあり、『山犬』という意味の暗号名を持つ伝説の殺し屋。

共和政権への復讐を果たさんとするシェルードに莫大な資金で雇い入れられ、部下と共にレイチェルを誘拐した。

モーゼルC96を愛用し、二丁拳銃で射撃する。一度だけだがマシンガン兵が落としたマシンガンも使う。射撃だけでなく、格闘技も長けている。

シェルードがリチャードにより倒された後は、仕事がパーになった事に怒りレイチェルを人質に取り一儲けしようと企みリチャードを時計塔に閉じ込めレイチェルを連れ去ってしまう。最後に残った僅かな部下とMOZに時間を稼がせている間に、古城の屋上にある噴水広場に駐機されているヘリコプターで逃亡しようとする。

だがリチャードに追いつかれてしまい、闇の城のあちこちに仕掛けた爆弾を作動させシェルードの死体が有る時計塔を爆破させリチャードだけ王の島に残しレイチェルを連れヘリコプターで逃亡しようとしたが、隙を見て逃走したレイチェルに発砲して右腕を負傷されせるが右腕を掠っただけに過ぎず命に別状は無かった。

負傷したレイチェルを介抱して憤るリチャードを嘲笑い、レイチェルを連れ人質にする事も不可能になり、ヘリコプターで逃亡する前に闇の城が自分が仕掛けた爆弾であちこち爆発する中で半ば自暴自棄リチャードと最終決戦へと持ち込む。爆破装置で回りを炎上させ、炎で身を隠しながら銃撃し、手榴弾を投げ、手榴弾の爆煙で視界が奪われた隙に蹴り技を繰り出してくる。

最後はリチャードによってMOZを含む部下は全滅し、当の本人もリチャードに蹴り掛かる際に逆にリチャードの銃撃を受け、左手に持っていた爆破装置を地面に落としてしまい、それによって起動した爆発に無残にも巻き込まれるという非業な最期を遂げた。


敵の種類編集

基本的に色分けされた軍服やアーマーによる兵士・衛兵で構成されている。


  • 青色兵

雑魚キャラの一種で数が一番多い分、命中率は低い。


  • 茶色兵

同じく雑魚キャラの一種だが、命中率はやや高くこちらは隠れながら攻撃してくる為、少し厄介。


  • 赤色兵

命中率100%の危険兵で、現れた際には即座に隠れる必要がある。


  • 防御衛兵

銀色のアーマーで身を包んだ兵士でシールドを盾に攻撃をガードする為、防御率が高く、隙を見て倒さなければならない。


  • 迷彩兵

マシンガンやバズーカで攻撃してくる為、命中率は高い。


  • 黄色兵

所謂ボーナスキャラで狙いにくい分、撃てばボーナス得点が加算され、制限時間も増える。


  • ベレー帽兵

手榴弾に加え鉄パイプによる打撃攻撃も行い、この場合では間違いなく命中する為、赤色兵同様瞬時に隠れる必要がある。


  • 白色兵

ストーリー後半に登場する親衛兵士でワイルド・ドッグ直属の精鋭部隊。銃や手榴弾・ナイフ・鉄パイプ等のあらゆる攻撃を加える為、命中率はかなり高く、唯一の難敵とも言える。

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