概要
当時、最強の「クレイモア」として名を轟かせ、無敵を誇っていたテレサ。そんな彼女は孤児になっていたクレアと出会い、自らと行動することを決める。
ひとりで行動することをよしとしていたテレサは、初めて誰かと生活をともにすることになった。
ふたりは行動をともにする日々を通して、互いに心を通わせる。
孤児として、身寄りのなかったクレアにとってテレサは掛け替えのない存在となった。
テレサも、クレアに自らの「孤独」見破られたことで、気持ちに変化が起きていた。彼女の心に「優しさ」が芽生え始めていたのだ。
以下、ネタバレ注意
そんな中、クレアを守るために盗賊を殺してしまい、組織に討伐される身となる。しかし、最強のメンバーを送り込まれたにもかかわらず、それらを全て退ける。
テレサは、プリシラの首を刎ねようとするが、ここで芽生えてきた「優しさ」から、これを躊躇する。
討伐隊を退けたテレサはクレアとともに去るが、プリシラが追ってきた。
プリシラは限界まで妖魔解放してテレサに襲いかかるが、彼女はこれを退ける。
が、妖魔解放しすぎたプリシラはそれをコントロール出来なくなり、極めて危険な状態となった。
一思いに殺してほしいと涙ながらに嘆願するプリシラを、テレサは信じた。
これが、テレサの
テレサは心を許し、プリシラに寄り添おうと、近づいた。
次の瞬間、迂闊に近寄ったテレサを嘲笑うかのように、大剣を振るった。
気付くと、テレサの両腕が切り落とされていた。
何が起きたか解らず、呆然とするテレサ。
プリシラは間髪を入れず、風のようにテレサの首を切り飛ばした。
最強のクレイモア「微笑のテレサ」、呆気ない最期だった。
プリシラは勢いをかって、他のクレイモアを撫で切りにした。
だが、クレアは斬らず、去っていった。
石ころのごとく無視されたクレア。半身のような存在だったテレサを殺された、そんな彼女は決意する。
テレサの仇、プリシラを殺すと。
そして、テレサの生首を持って、組織のエージェントにクレイモアになることを志願する。
半人半妖のテレサの肉を、自らの身体にいれてほしいと嘆願する。
こうして、初めて自らの意志でクレイモアとなったクレア。
恩人・テレサの仇を討つーそれこそがクレイモアとしてのクレアの原点だったのだ。