看護学校とはいうものの、かつては実際に病院としても機能していた。大きな鐘と美しい時を告げる鐘の音色は平和の象徴とされていた。現在はデパウル病院とデパウル看護学校に分離、新設されたデパウル大学に分かれている。美しい鐘は今もニューオーリンズの町に鳴り響いている。1900年代、およそ西部開拓時代末期の当時は看護婦の地位は社会的に鑑みても決して高いものではなく、場合によっては従軍させられた挙句、捕虜とされた事すらあったという。2021年現在、ニューオーリンズの町もやはりコロナの脅威によって、多数の患者を出しているとされる。今も昔も医療従事者は病と戦い続け、鐘の音はその象徴なのである。
ゲーム作品ではロックスターゲームズの西部劇シューターのRedDeadRedemption2にて「サンドニ看護学校」として登場する……もののサンドニ悪徳市長(ゲーム内のニューオーリンズの町の事)によって看護学校は市庁舎として使われてしまっている。もちろん、この悪徳市長の評判は現在のニューオーリンズの町の惨状を知るアメリカ国民の皆さんからの評判と心象は非常によろしくない。