ドルフィヌス
ごりさん
ファンタシースターオンライン2において、一定の条件を満たすと「マグ」という支援ユニットが支給され、使用可能となる。
このマグはアイテムを与えることで成長してゆき、打撃武器などを与えて打撃関連の能力、特に打撃力のみに特化して伸ばしていくと、やがてこのドルフィヌスとなる。
マグの能力はそのままプレイヤーキャラの能力として加算されるため、打撃を旨とする近接戦闘職、ハンターやファイターとの相性がいい・・・はずであった。
ドルフィヌスの通常攻撃は、その豪腕を活かして敵を上空に打ち上げるアッパー攻撃である。
このアッパー攻撃が曲者で、小型エネミーを意図しないタイミングで敵を上空に打ち上げてしまい肝心の主人の攻撃が空振りしてしまうという事態が多発するという致命的な欠陥となってしまった。
当初は通常攻撃変更を施す手段が少なく、主人のみならずパーティメンバー全員に迷惑をかけかねないドルフィヌスへの進化そのものを避けてキグナスやレオなど他の打撃系マグを選択するか、あるいは育成完了後にエサを与えず通常攻撃を発生させないという、俗に餓死と呼ばれる手段が採られた。
現在では、入手が容易となり溢れ返っているエクスキューブでマグの通常攻撃を他のタイプに変更することが可能である。
また外見のみをドルフィヌスに変更するデバイスなども実装されており、ゴリラと思いきや法撃特化といったマグを作り出すことも可能となっている。
…現在の環境はマグの技量の値を各種攻撃と同等に扱うクラスが増え、敢えて打撃にガン振りする必要性は薄れているが。
前述の空気を読まない振る舞いと、ゴリラを思わせる豪腕を備えたシルエットから、「ゴリラ」「ゴリ」「ゴリマグ」「ゴリさん」という愛称で呼ばれるようになった。
もしかすると、この人のイメージも愛称の由来のひとつなのかもしれない。
