ヒストリカルDIとは、景気の拡大・後退の際に使われる「九つの一致指標」のこと。
概要
内閣府の景気動向指数研究会にはこうある。
ヒストリカルDIが50%を下回る/上回る直前の月を、山/谷としたうえで、
①転換点を通過後、経済活動の収縮/拡大がほとんどの経済部門に波及・浸透しているのか
(波及度)
③景気拡張・後退の期間をすべてみたしているか等について検討する」
と説明されている。
九つのDIの、過半数五つがマイナスになれば、
その直前の月が「景気の山」となる。
九つのID(一致指標)
- 生産指数(鉱工業)
- 鉱工業用生産財,出荷指数
- 耐久消費,出荷指数
- 所定外,労働時間指数(調査作業計)
- 投資財,出荷指数(除輸送機械)
- 商業販売額(小売業)(前年同月比)
- 商業販売額(卸売業)(前年同月比)
- 営業利益(全産業)
- 有効求人倍率(除学卒)