登場作品
概要
魔法の国の建国の英雄兼最高権力者たる「三賢人」の一人、アヴ・ラパチ・プク・バルタの現身である。
白いトーガに黄金色の巻き毛というコスチュームであり、幼稚園の年中か、年少くらいの幼い見た目が特徴的。
またその容姿は、変身すれば皆美しいという魔法少女の目から見てさえ頭一つか二つ抜けて見えるほどの美貌である。
性格は非常に博愛主義的であり、仲間思い。
配下のことは皆友達だと考えており、友達の誰かが死ねば涙を流し死を悼む。
その内面の優しさは心を読むことのできるスノーホワイトの折り紙付きである。
「ACES」においては三賢人シェヌ・オスク・バル・メルの現身たるグリムハートを倒したスノーホワイトの身を案じ、自らの派閥に加わらないかと提案するが……
魔法
(以下ネタバレ注意)
彼女の魔法は「与える印象を捻じ曲げる」というもの。
悪印象を与える発言、無礼な振る舞い等、プク・プックの行動の全ては捻じ曲がって伝わり、相手はまるで自分が尊ばれているかのように感じ、彼女に対し好印象を抱いてしまう。
たとえスノーホワイトのように魔法で心を読み取ろうと、聞こえてくるのは耳障りのいい言葉だけである。
三賢人の一人だけあって魔法のポテンシャルは圧倒的で、その力は全力で使用した場合敵対感情を抱いている相手ですら一瞬でプク・プックを敬い、平伏してしまうほど。
オスク派が前作で大暴れしたグリムハートを作り出したのも、本来はこのプク・プックの魔法に対抗するためであった。
プク・プックのモノローグはおそらく全てこの魔法によってバイアスがかけられているため、本当の彼女の心情は読者でも推測することしかできないが
「うるる達が危険な目にあっている状況で着替えに一時間半もかける」
「幸子やスノーホワイトのことを言い表すのに「パーツ」「宝物」という表現を使う」
等、節々の描写からは彼女の非人間的な心の動きが垣間見える。