概要
パワプロクンポケット6(謎の「しあわせ島」編)に登場するキャラ。
BB団所長を務める金髪の女性。ノルウェーの出身だが祖父がドイツ人のため自身はドイツ人と言い張っている。
基本的には冷酷かつ残忍な軍人で、労働者への見せしめに脱走者の残酷な公開処刑ショーを行うこともあるが、その際に曇りを見せていたことから根本には良心が残ってることが窺える。また、運動会後のキャンプファイヤーやフォークダンスを楽しみにしているお茶目な一面もある。
趣味は読書であり、島内の自室に大量の本を持ち込んでいるほどだが、その本音は「失われてしまった神秘への探究を物語に向けている」という悲観的な考えから来ている。また、とある理由から登場人物が生き返るようなファンタジー系は嫌っている。
主人公(6)にも厳しいが、イベントによっては主人公(6)とある程度打ち解け、彼女から本を借りたり、BB団の活動の意義や彼女が所属している本心を聞くこともできる。
最終的には警察に拘束され、主人公と最期の言葉を交わすと裁判で死刑にされてしまう。
この際に彼女との評価ポイントによって会話の内容が変化する。評価ポイントが低いとBB団の罪は消え、成果だけが未来まで語り継がれるという残酷な未来を知ることとなる。
逆に評価が高いと上記のファンタジー系が嫌いな理由と自身の持つ死生観を主人公に話してくれる他、彼女が銃殺されるムービーを見ることができる。
裏サクセス
選択によっては敵になったり離脱することもあるが、味方になる場合は冷静で仲間思いな性格をした軍人で、本編同様読書が趣味である作品も多い。
パワプロクンポケット9(スペースキャプテン編)
惑星フローラで反連邦闘争を展開するゲリラの狙撃手「ヘルガ」で登場。
フローラはかつて反連邦国家として強大な軍事力を有したが、連邦には対抗できず正規軍も本編の約30年前に壊滅状態に陥って組織的抵抗を終了。
以来はパルチザン闘争に移行しており、その中で生まれたヘルガも自然とパルチザンに身を投じた。
オチタからのインタビューでは、本人曰く「戦いは『空気』のように自然なもの」と思っていたが、主人公(9裏)によってフローラの外を見聞した事で疑問を持つようになる。
「神への願い事を紙に書いて木にぶら下げる」行事を子供の頃に行った際には、「毎年『敵を100人殺す』と書いていた」、「夢が叶ったのだから神に感謝するべきだろう」と言っており、少なくとも100人以上の確認戦果を挙げている。
ペラヘブンのパーティへの潜入任務で会場にいた民間人を皆殺しにした話をした時は、取り乱したりフローラの現状と関係ない民間人を殺害したことを「間違いだった」と悔いる姿が見られた。
その後はブラッドがを仲間にするか否かで大きく変化する。
ブラッドが加入していない場合、武装闘争ではない生き方を少女に教えようとした矢先に連邦のスナイパーに襲撃されるという結末を迎える。
襲撃の結果は明確には描かれていないが、連邦兵の発砲直前のアルバム絵でヘルガは襲撃者の存在に気付いておらず、そのまま少女諸共射殺された可能性が高いと思われる。
ブラッドがいる場合、最終決戦でブラッドと共にデスパレスへの内部へ突入し、この戦闘中にブラッドが足を負傷し、ブラッドを連れ帰る形でヘルガも帰還する。
ちなみにこのブラッドの「負傷」は、実はヘルガを連れ帰るための演技。突入直前に「連邦の中心部で自爆とかいかにもやりかねない」と心配していたブラッドが、「こうでもしないとヘルガは絶対に生きて帰ってこない」とヘルガを連れ帰るためについた嘘であった。
戦後はブラッドと一定の付き合いがあるようで、酒場にてボブ相手にブラッドが「(ヘルガは)なかなかかわいい」と評していたのを聞きつけ、ブラッドと喧嘩になりかけているという平和なエンディングを迎えている。
パワプロクンポケット10(装甲車バトルディッガー編)
ムーングロウ帝国軍独立576中隊指揮官「ヘルガ」少佐で出演。
パワプロクンポケット12(秘密結社編)
プハイム王国軍司令官「ヘルガ・フォン・コプスロ」で登場。