劣等人種め……
概要
演:オルジャン・ガンスト(Ørjan Gamst)
日本語吹替:堤喬嗣(1作目)/高岡ヒロシ(2作目)
トミー・ウィルコラ監督のゾンビ映画『処刑山 -デッド・スノウ-』と、その続編『処刑山 ナチゾンビVSソビエトゾンビ』に登場するかつてのナチス将校(ゾンビ)。
第二次世界大戦時、特別行動部隊「アインザッツ・グルッペン(アインザッツ隊)」を率いて雪山に潜伏していたが、その過酷さゆえにそのまま死亡。その後ゾンビとして蘇った。
能力
一般的にイメージされるゾンビとは異なり、噛みついたり、また噛みつかれた者がゾンビ化したりするわけではない。ただし、意図的に死体を自らの配下のゾンビ兵として蘇らせる特殊な力もある。
人間だった時のままの知性を有し、生前のようにゾンビのアインザッツ隊を率いて武力と兵力を用いて殺戮を行う。(アインザッツ隊のゾンビたちも若干の知能低下は見受けられるが知性を保ったまま……なうえに、人間相手に全力疾走する身体能力すら持つ。)
配下のゾンビ達はすべてヘルツォークの力で動いているため、彼を倒さない限りゾンビ部隊も何度でも蘇る。
また、切り落とされた腕にも特殊な力があり、2作目の『処刑山 ナチゾンビVSソビエトゾンビ』では誤ってヘルツォークの腕を縫合されてしまった主人公マーティンが大惨事を引き起こす。
名前
彼の名前である“Herzog”について、「ハルツォク」という読みが為されることもある。
ただし、日本版の映画内では字幕版・吹替版共に「ヘルツォーク」とされている。なお、ドイツ語の読みとしては「ヘ」と「ハ」の中間くらいの音ではあるが、「ヘルツォーク」のほうが近いと思われる。
マーティン「何故山から出てきた」
ヘルツォーク「……」
マーティン「財宝はくれてやっただろう! 欲が出たのか」
ヘルツォーク「……!」
マーティン「だから戦争に敗けたんだ。……そして、また敗ける」