教わらずとも 自分の望む能力をひきだすために何が必要で…… そのためにどこをどう鍛えればいいかわかる それが真の才能だ!!
教わらずとも体得できる者に ”師”など必要あるまい
概要
『新鉄拳チンミ』のカナン自治区の本来の国主一族を滅ぼし乗っ取ったジライ国主の私兵軍団・国主軍を率いる武道家。チンミシリーズでも一、二を争う最強クラスの強敵として語られている。
人物像
長身でオールバックで髭面の大男。冷静沈着・冷徹・冷酷無比な軍人にして自身と対等な強者との死力を尽くした戦いを渇望する天才拳法家。
体格、スタミナ、経験などあらゆる面でチンミを上回るばかりでなく、他人の技を見ただけで習得するのみならず、その技を強化する為に何処を如何鍛えれば強くなることが自分で理解できる天賦の才能を持ち、尚且つその為の鍛錬を怠らない直向きさを持つ。その結果師匠の下に一切つかずに自身の才覚と鍛錬のみで一切の敗北を経験しない圧倒的な強さを得た孤高の拳法家となるものの、修行の末に得た己の力を他者を破るのみならず破壊する事でしか明らかにできなかったことやあまりにもの強さに試合相手にすら事欠くようになる。結果的に強さにこそ真摯でストイックであるものの、その実力を自身の為に使うことしかしない(というよりはできない)孤独かつ自分本位で他者のことを一切考慮しないマトモじゃないとチンミに言わしめた傲慢かつ冷酷な人間性の持ち主となってしまった。
在野の拳法家として燻っていたところ、己の才を見込んで助力を請う悪漢であるジライの下につき、憲兵隊長となるソウビと共に国主軍を結成してジライの悪行に平気で手を貸す一方で、漸く現れた対等な強敵であるチンミとの戦いに狂喜。チンミとの戦いを結果的に邪魔した部下を殺害して上記の感想をチンミに抱かせた。その圧倒的すぎる強さはチンミに殺人拳と見做してオウドウ戦以降は封じていた雷神の封印を解いたレベルだった。
今まで得てきた拳才と身体能力のみならず強力な技・穿孔破から、これまでチンミが得てきた通背拳や雷神を見ただけで会得して駆使して壮絶な戦いを繰り広げたもののチンミに敗れ瀕死の重傷を負う。
他者の手にかかることを拒んだボルは穿孔破を己の首に放って自害した。