概要
ゲーム実況者・VTuberであるクーさんが主催するMinecraftのイベント。副題を含めた名称は「マイクラ肝試し2017~地獄めぐり編~」。
2017年11月18日~19日の2日間開催された。
- テーマは「地獄めぐり」 。エンドやったら、そりゃ次はネザーだよね?。
- 日本では「地獄」と訳されることが多いネザーだが、実はいわゆる「地獄」ではないと公式からも明言されており、日本語公式でも「暗黒界」と訳されていることはあまり知られていないかもしれない。だが、この年のマイクラ肝試しは逆にネザーをいわゆる日本的「地獄」に変えてしまった。
- 例年に違わず、世界観の作り込みはかなりなもので、実際に地獄にある各地獄を文献などで見られる内容そのままに再現した。再現された地獄はルート順に以下の通り。
「黄泉平坂」→「三途の川」と「賽の河原」→「黒縄地獄」or「衆合地獄」
→「等活地獄」→「大焦熱地獄」or「極寒地獄」→「阿鼻地獄」→→閻魔殿
※名前が本編で名前などが明示されたもののみ。「黒縄と衆合」、「大焦熱と極寒」は選択制でどちらか片方のみ選べる。
これ以外にも道中には「叫喚地獄」や「焦熱地獄」の要素も盛り込まれた。なお、大元の八大地獄には「極寒地獄」という地獄は見られないため、なんらかの地獄の翻案と思われる。
- またこの年に実装された「不死のトーテム」改め「お札」が本編に実装され、お札を持っている間のみ生命の危機に瀕しても身代わりになってくれるシステムになった。これにより死亡回数は劇的に少なくなったのだが…。
- 実はこのシステム、最後のボス戦の際に使える武器のグレードを左右する重要な要素となっており、死亡回数が少ない順に「一流クラフター」「普通クラフター」「キッズクラフター」「映す価値なし」の四段階に分けられ、死亡数が少ないほどグレードの高い装備をもらえるようになっていた。しかし、出走する配信者の中には「撮れ高のためなら、命がなんぼのもんじゃい!」という方がそれなりにおり、まさかの「映す価値なし」が連発される事態となった。
- 地獄めぐりを終えたプレーヤーが最後に挑むのは閻魔大王だが、最終決戦は「ラスボスにとどめを刺さない」という珍しいスタイル。そもそも閻魔大王がプレーヤーと戦うのはプレーヤーたちが地獄から帰るにふさわしい人物するか力量を測るためであり、力量があると認められたプレーヤーたちは閻魔大王の手で現世へ送り返された。同時にクリア報酬として「玉藻前乃狐面」が与えられた。
- 一方で閻魔大王戦の間に倒れた場合、力量不足であると看做され現世には霊のみが贈られることとなり、倒れたプレーヤーは額に外すことのできない三角の白布を貼り付けられ、期間中はずっと半透明で過ごさなければならない、特定の場所に立ち入れないというデバフをかけられる羽目になった。
- なお、設定では閻魔大王はこれでも手心を加えて戦ってくれているとのことで、後日フルスペックの閻魔大王(通称「ナイトメアモード」)と戦いたいという有志の枠が設定された。