概要
ゲーム実況者・VTuberであるクーさんが主催するMinecraftのイベント。正式名称は「マインクラフト Kimodameshi Project 2014」であり、2014年7月20日~21日の2日間開催された。
- 3年の沈黙を破って帰ってきたマイクラ肝試し。
- テーマは「御山の祟り」。2011年版とはガラリと趣向を変え、なんと何もない一面真っ平らな世界(「フルフラット」)からブロックを一つ一つ積み上げ、木を一本一本生やし、巨大な山を作り上げてしまった。 しかもわずか二か月半で。
- またこの年、ロビーマップ「前川郷」が実装。この頃から様々な文献が設置されていた。
- 当初は「マイクラ18時間ぶっ通し実況」と銘打って、20日朝8時スタート、深夜2時に終了という構想だった…はずなのだが(後述)。
- 招かれたプレイヤーたちは2人1組のペア(片方は戦闘用に剣を持ち、片方は回復薬を持つ)となって山頂にある御社を目指し、不気味な暗闇に包まれた御山を登っていくこととなる。マップ全体は暗闇に覆われ、ともすると相方を見失ってしまうほど視界が悪い。途中、廃校となった小学校や廃屋、廃寺、不思議な鉱石の採掘場跡などのバラエティ豊かな道中を突破することとなる。
- 山頂の御社に到着したプレイヤーたちは有無を言わさず裏世界へと飛ばされることになり、死んだら即終了の「下山コース」に挑むこととなる。この下山コースは大量の敵モブやアスレチックコース、最後にはマイクラの裏ボスであるウィザーが待ち受けるなどの大変難易度の高いコースとなっており、多くの挑戦者が脱落していった。なお、クリア者には報酬として一対の扇子「黒染骨『文月』」「白竹骨『岩清水』」が配られた。
- 出走者全員が前川郷に帰還し、無事閉会式が終わった後「下山コース」リベンジ希望者による「下山コース」再挑戦が開始。多くの挑戦者が無事に突破したり、睡魔や翌日の予定に負けて落ちてゆく中、何度失敗しても諦めない数人が挑戦を繰り返す魔の時間に突入。最終的には運営ゆえサーバーに人がいる限り維持管理に起きていなければならない事情もあって「このままじゃいつまで経っても眠れる気がしない」と危機感を抱いたクーさん本人がまさかの参戦など混迷を極め、最終的には翌朝8時までぶっ続けで放送を続けることとなってしまった。クーさん、本当にお疲れ様でした…。
- なお、このリベンジ枠の裏側では前川郷にあるというとある大盗が遺した伝説のお宝「国宝 黒岩ノ射手の彫像」を巡って、前川郷の探索に情熱を燃やす1人の実況者による長時間の探索配信が行われており、「探索ガチ勢」のパワーワードが誕生した。
- 実はこのイベントの裏では、ニコニコ公式23時間放送やごちうさ一挙放送など強豪相手がひしめいていたのであるが、原因不明の配信のブツ切れ、参加者のskypeの不調、さらには落雷による生放送の中断や撮影データの破損などのアクシデントを乗り越え、大盛況のうちに幕を閉じた。
- 2016年の前川郷全面リニューアル後、2014年版の肝試しマップ(通称「御山マップ」)が下山コースを取り外した状態で開催期間中常時開放されることとなった。基本的には観光ルート扱いだが、麓で受付を済ませると「肝試しモード」として当時に近い雰囲気を楽しむことができる(ただし、回復薬は仕様の変更でなくなり、全員に剣が配られる)
- 怪盗陰畝院:旧前川郷(リニューアル前の2014年版)で実装されていた隠し要素。黒岩寺なる寺院に伝わる国宝「黒岩ノ射手の彫像」を盗み出した大怪盗。ある屋敷の屋根裏にアジトが残っており、そこに残された手記に彫像のことが残されている他、彫像が盗まれたことが瓦版に書かれている。なお、翌15年には彼の想い人とのエピソードが追加され、そして...。
- 鼠小僧:旧前川郷において怪盗と並んで暗躍していた義賊。残された手記を見るに、かなり高齢だったようで、最後の仕事として薬屋秘蔵のあるものを盗む計画を立てた模様。なお、こちらもアジトが残っているが蜘蛛の巣が張っているなど相当長い間放置されていたような描写があるので、怪盗より古い時代の人物かもしれない。
- なお、怪盗も鼠小僧も16年の前川郷リニューアルにより取り除かれてしまった(怪盗に至っては、前川郷の寺が黒岩寺から山鶴寺に変わったので、お話自体が無かったことに)。ただし、20年の前川郷リニューアルに伴い、マップのある場所で鼠小僧が出現するというギミックが設置された。こちらの鼠小僧は軽業師のように地面から商家の軒先にひらりひらりと飛び乗るなど、かつての文献に残る高齢の鼠小僧とは大分違うキャラ付けがされている。なお、義賊らしく大判小判を振る舞ってくれるが...?
関連動画
- 「探索ガチ勢」伝説の始まり