概要
ゲーム実況者・VTuberであるクーさんが主催するMinecraftのイベント。YouTube Japan公式イベントに組み込まれたこともある。
2011年の第一回を皮切りに、2014年の第二回から現在まで年に一回開催されている、名前の通りマイクラを使って作成した肝試しマップを招待したプレーヤーに楽しんでもらうというイベント。
ただし、そのクオリティーは並大抵のものではなく、使用する肝試しマップは毎年新規作成であるうえ、制作には複数の運営・制作スタッフが10か月から1年程従事する大規模なものである。
その一方で、マップ自体はMOD非導入で、一見MOD由来に見えるアイテムやギミックも実はテクスチャの変更やコマンドで対応したものという凝った仕様になっている。
また、肝試し本編マップのみならず、待機専用のロビーマップ「前川郷」も別個で存在し、その規模はある参加者をして「足りないじゃん!3日じゃ」と驚愕させるほどのもの。さらに前川郷には「前川七不思議」をはじめとする数々の怪異現象や、本編に関わる文献などがマップ全体に散らばっているほか、釣り大会やミニミニ肝試しなどのミニゲームも充実、加えて様々な食べ物やアイテムを取り扱う屋台を数多く揃えているなど、ロビーマップだけでも何時間でも遊べるボリュームとなっている。
また、本編・ロビーともにマイクラ自体のアップデートに伴って新たな要素を取り入れることに余念がなく、特に前川郷では毎年のように建物の建て替えや新規文献の設置、新しいギミックの設置が行われるなど、年々進化している。
これほど壮大なマップであるが、実況者・配信者向けの完全招待制のイベントであるため、基本的に一般の者は立ち入れず、招待された面々ですら入れるのは一年のうち開催期間のわずか数日のみ、視聴者に至っては肝試し本編終了後に不定期で開かれる "YouTubeメンバーシップ加入者" のみ対象の内覧会を除き、実際に足を入れる機会は絶無という希少なマップとなっている。
イベント内容
肝試し本編
肝試しマップに挑戦する出走者の視点と、それを後ろからスペクテーター(透明化)で追いかける運営・クーさんの視点でそれぞれ配信する形式。なお、出走者に何らかのトラブルが発生した場合の備えも兼ねて運営と出走者は通話を繋げてこそいるが、運営側は音声ミュートをしているため出演者には運営側の声は届いていない(逆に運営側は出走者側の音声が逐一聞こえる)。
運営視点の配信については、2014年から2017年まではクーさんが30分前後にわけて編集し、1年かけて投稿したものがニコニコ動画とYouTubeにアップされている。なお、2018年以降はYouTubeでの配信のアーカイブ化が主流となっている。
なお、出走者側の配信のネタバレ防止のために、"コメント非表示"を推奨こそしているが、絶対に"禁止"されているわけではない。
視聴者の皆さんにおかれましては、本番中の出走者の配信のコメント欄にネタバレを決して書かないようご協力をお願いします。
前川郷(まえかわごう)
参加者が出走までの時間を過ごせる待機用マップ。
山頂に御社を頂く御山(2014年肝試しマップ)の麓に広がる和風建築を中心とした広大な町で、様々な商店や住居、お屋敷、蔵に加え、遊郭、高級料亭、神社(御山山頂の御社の分社)、寺院「山鶴寺」(旧前川郷では「黒岩寺」)などの大規模建築が所狭しと並ぶ。
参加者が出走までの時間を楽しんでもらうための待機用マップなので、「開催期間目一杯探索されても楽しめるように」をコンセプトに設計されており、それゆえギミック、文献、ミニゲーム、食べ物に至る細部まで手が込んでいる。
以下、実装されている要素をいくつか列挙する。
- 前川七不思議:2014年から実装されている前川郷に伝わる怪奇現象の数々。2016年の前川郷リニューアル後には、文献に書かれた場所に向かうと実際に怪奇現象に遭遇するようにグレードアップした。なお、一度出会った怪異には、神社で御祓(リセット)しない限り2度と出会えない。また、2018年からはさらに一つ怪異が追加された。サーバーオリジナル実績も実装されているため、実績を見ることで自分がどの怪異に出会ったか確認が可能。
- 釣りゲーム:2015年の茶菓街(後述)で実装され、その後前川郷のリニューアルに伴い、前川郷のはずれにある「河童池」に移設された。釣り上げた魚の種類と数で点数を競い合うミニゲームで、毎年最高得点のプレーヤーには称号とプレゼントが与えられる。なお、一定ポイントを稼ぐとここでしか手に入らない「前川胡瓜」が手に入り、レアアイテムと交換できるようになる。あまりにも人気のミニゲームなので、サーバーへの負荷軽減のため2022年からは釣り専用ワールドが作られた。2024年からは、シークレットの尻子玉からとある魚にテクスチャーが変更された。クーさん曰く、ゲーム DREDGE(ドレッジ)のパロディとのこと。
- スタンプラリー:2021年から実装されたスタンプラリー。2024年にシステムごとリニューアルされた。スタンプを押してくれるおじさんは廃止され、クーさん像のスタンプ台が設置されるようになった。前川郷と印洲升村の全13箇所のスタンプ台をクリックしてスタンプを集めるという内容。スタンプ台の上にはチェックボックスと番号が表示されるようになり、以前より分かりやすいように改修された。スタンプラリーの設置場所のヒントは実績から確認することができる。スタンプラリーを制覇するとオリジナル実績解除とクリア報酬がもらえる。
- ミニミニ肝試し:御山へと続く参道にそびえる物見台の下にあるお化け屋敷。1人専用。「赤石回路などの簡単なギミックでのホラー」をコンセプトとして制作され、2021年から公開。所要時間は3〜5分(ホラー耐性ありの場合は1分未満の場合もある)だが、かなりしっかりした内容になっている。クリア時に報酬としてクーにゃん人形がもらえる。
- 屋台街:御山へと続く参道の近くに開かれた賑やかな屋台街。様々な食べ物を配っているほか、珍しいアイテムなども取り扱っている。屋台は毎年更新が入っており、クーさんの立てているサーバーに所属する有志から出されたデザイン案からコンペを開き、新たな屋台を毎年追加している。
- 怪盗陰畝院:旧前川郷(リニューアル前の2014年版)で実装されていた隠し要素。黒岩寺なる寺院に伝わる国宝「黒岩ノ射手の彫像」を盗み出した大怪盗。ある屋敷の屋根裏にアジトが残っており、そこに残された手記に彫像のことが残されている他、彫像が盗まれたことが瓦版に書かれている。なお、翌15年には彼の想い人とのエピソードが追加され、そして...。
- 鼠小僧:旧前川郷において怪盗と並んで暗躍していた義賊。残された手記を見るに、かなり高齢だったようで、最後の仕事として薬屋秘蔵のあるものを盗む計画を立てた模様。なお、こちらもアジトが残っているが蜘蛛の巣が張っているなど相当長い間放置されていたような描写があるので、怪盗より古い時代の人物かもしれない。
- 怪盗も鼠小僧も16年の前川郷リニューアルにより取り除かれてしまった(怪盗に至っては、前川郷の寺が黒岩寺から山鶴寺に変わったので、お話自体が無かったことに)。ただし、20年の前川郷リニューアルに伴い、マップのある場所で鼠小僧が出現するというギミックが設置された。こちらの鼠小僧は軽業師のように地面から商家の軒先にひらりひらりと飛び乗るなど、かつての文献に残る高齢の鼠小僧とは大分違うキャラ付けがされている。なお、義賊らしく大判小判を振る舞ってくれるが...?
- 2020年版過去マップ:開催期間中に常時解放されている2020年の本編マップ。サブタイトルは「裏世界の迷い人」。2021年開催期間に「2021年マップは2020年の続編なので是非体験してほしい」という運営の願いから常設化されたが、2022年以降もそのまま解放されている。なお、体験する際には出走者自身がコースのリセット(約10分)を行う必要があるので、時間には余裕を持っていくのが吉。体験すると、当時のクリア報酬がもらえる
- 2021年版過去マップ:2020年版同様に常時解放されている2021年の本編マップ。サブタイトルは「伊佐貫トンネル奇譚」。2022年から解放。こちらも出走者自身がコースリセットを行う必要がある。2020年版同様クリア報酬あり。
茶菓街(さかまち)
ようこそ お狐様と湯めぐりの里 茶菓街温泉へ
2015年版肝試しマップに合わせ、前川郷の隣に新たに作成されたロビーマップ。
和風建築が主体かつ門前町や宿場町のような雰囲気のある前川郷に対し、海辺の観光地の雰囲気の漂うおしゃれな街。博物館やカフェ、灯台などのハイカラな建物が見られるほか、出されている食べ物も海のものや海外由来のものが目立つ。
2019年までは自由に出入りができたが、2020年からは一時的に封鎖されてしまっていた。(メタ的には、サーバーの重さやギミックの関係で封鎖せざるを得なかった模様。)
2022年開催と同時に全面リニューアルを果たし、多くの温泉を有する温泉街として生まれ変わった。
また、茶菓町リニューアルに際し食べ物関係でも大幅なアップデートが入っており、視聴者と出走者に飯テロの重爆撃を炸裂されていた。
以下実装されている要素をいくつか列挙する。
- 湯めぐり:茶菓街最大のイベント。11の温泉(+シークレット枠)を巡る茶菓街版スタンプラリー。なお、開発段階では「七湯巡り」という名前だったが、実装の際には大幅に増加された。サーバーオリジナル実績があるので、どの湯に入ったか確認が可能。シークレット含め全ての温泉を巡ると、9番:夕凪温泉にて認定とクリア報酬がもらえる。
- 壱「華の湯」芳香楼:茶菓街にその威容を誇る老舗旅館の地下にある温泉。効能は血流改善・美肌・保湿効果・癒し効果。時間ごとに男女交代制になっており、女湯の時は花びらの浮いた「花の湯」となる。なお、男湯の時は花ではなくゆず湯となる。ユズレンジャイ!
- 弐「砂の湯」白砂青松:黄色の建物が目印の砂風呂が名物の温泉。効能は美肌効果・血行促進・発汗作用。タオルのうえに立つと従業員のおじさんに砂の中に埋めてもらえる。砂の中から出る頃には十分にあったまってほっかほかなの間違いなし!ちなみに白砂青松(ハクシャセイショウ)とは「海岸の美しい景観」を表す雅称である。
- 参「金の湯・銀の湯」芳香楼・別館:「壱の湯」の芳香楼の別館にあたる赤い建物が目印の地下温泉。効能は疲労回復・健康増進・運動麻痺(銀の湯)、癒し効果・美肌効果・冷え性(金の湯)。壱の湯以上に地下深くに階段を使って降るのだが、それもそのはず、この温泉は野趣溢れる洞窟温泉なのである。鍾乳石が美しい。ちなみに男湯では銀(ダイヤモンド)が女湯では金があしらわれている。
- 肆「紅葉の湯」紅葉館:こちらも赤い建物が目印で、豪華な露天風呂と美しい紅葉の巨木がウリ。なお、露天風呂には打たせ湯もある。効能は神経痛・腰痛・肩こり。ちなみにこの打たせ湯、ペット同伴可でありワンちゃん、ウサギちゃんにも好評である。紅葉の葉っぱを天ぷらにしたお菓子が名物。(なお、塩蔵した紅葉の天ぷらは大阪の箕面という町で実際に売られている名物である。ちなみにクーさんが子供の頃の大好物だったそうな。)
- 伍「竹の湯」愉楽館:黄色い大きな建物が目印の温泉。効能は冷え症・疲労回復・筋肉痛。湯もみ娘による実演があるほかマッサージチェアとゲームコーナーがある。あとフルーツ牛乳も購入できる。
- 陸「釜の湯」鋳鉄:緑色の建物が目印の温泉。中庭に設置された五右衛門風呂が人気で、アウトドア気分が味わえる。また、宿泊客向けの部屋ごとに備え付けられた内風呂がある。ちなみに中庭の風呂では看板をクリックすると風呂たきのおっちゃんが実際に風呂を沸かしてくれる。
- 漆「眺望の湯」天時屋:立派な木造建築の建物が目印の温泉。効能は疲労回復・関節痛・くじき。イエネコのてん君が番台ネコを務める。壮大なペンキ絵がウリ。なおこのペンキ絵は「昼間の御山」「夕焼けの御山」「花火祭りの夜」の3パターンがある。
- 捌「熱の湯」龍流館:読みは「ろうりゅうかん」。ロウリュウ、つまりサウナが名物の温泉でアチアチのサウナがある。効能は疲労回復・血行促進・美肌。もちろん冷水浴や外気浴の設備もある。順番通り入れば「ととのう」こと間違いなし!!
- 玖「潮騒の湯」夕凪温泉:茶菓街の海岸線に佇む小さな温泉旅館。湯めぐりの景品交換所でもある。効能は疲労回復・美肌・肩こり。4種類の入浴剤も販売しており、それを内湯に入れることでさまざまな泉質を楽しむことができる。
- 拾「なごみの足湯」:茶菓街の中心部に湧き出た温泉を生かした憩いの場。効能はむくみ・冷え性・癒し効果。誰でも楽しめる足湯があるほか、セルフサービスで温泉卵を作れる。
- 拾壱「間欠泉」:巨大な間欠泉のある足湯。効能はむくみ・冷え症・癒し効果。一定時間ごとに近くの建物をはるかに超えるほどの水煙が上がる。なお、この水煙には乗ることができる。
- ???:シークレット枠。茶菓街のどこかにあるという秘密の湯。人ならざるものが足繁く通う秘湯だとか...?ヒントは、茶菓街に縁深い「お狐様」。
- 屋台街:温泉広場の近くに開かれている屋台街。美味しそうな食べ物などを扱っている。なお、売っているものは前川の出張店であるフルーツサンド屋を除いて重複はないようになっている。
- カフェ:某バックスのようなおしゃれなカフェ。フラッペが人気。
- 魚市場:茶菓街の港で水揚げされた新鮮な魚介を扱う市場。浜焼きや海鮮丼ぶりを楽しめる。なお鮮魚を入れてる生簀にはじっと魚を見つめる猫ちゃんが...。
- 船屋:魚市場向かいにある漁師のおっちゃんたちの家。一階部分が船の格納庫になっており、そこでメンテナンスに勤しむ漁師たちの姿を拝める。
- フグ射的:マイクラ腕試しロビーでお馴染みのフグをボウガンで撃ち抜く射的ゲームをリニューアルしたもの。開催期間最終日には優勝者の表彰がある。
- 茶菓街七不思議:茶菓街にある7つの怪異。一度遭遇すると二度と見れない、前川郷の神社でお祓いをするとみれるようになるのは前川郷と共通。なお、これに紛れて普通の怪異もある。
- ミニ肝試し:茶菓街正面にある小島「月ノ島」にある短い肝試しコース。2015年版本編冒頭をリニューアルしたもの。2024年からはさらにコースが延長されている。クリア報酬あり。
- 2022年版過去マップ:2023年から開放。サブタイトルは「2022年宇宙の旅」。
猫島(ねこしま)
2023年に追加された新たな街。
「猫人」と呼ばれる人々が住む観光の街であり、上空から見ると島全体が猫の肉球の形になっている。島ごとに名所があり、それぞれで様々なアクティビティが楽しめる。
島に行くには、茶菓街奥の灯台近くにある桟橋から連絡船に乗る必要がある。
なお、上陸時には必ず猫島の中心にある時計塔が歓迎の鐘を鳴らしてくれるという素敵なギミックがある。
- グルメ島:高級料亭やレストランのひしめく島。美味しい料理をたらふく堪能できる。
- ホテル島:宿泊施設の充実している島。だが、ある区画にはボロボロな旅館の廃墟があって...?
- 図書館島:壮大な図書館がある島。猫島の各種案内などを調べられるほか、何か仕掛けがあるらしい。
- 博物館島:豪華な博物館がある島。期間限定でナイトミュージアムが開催されている。
- 幸運の白猫:猫島でのスタンプラリー。島に隠れている幸運を呼ぶとされる白い猫を全員見つける。クリア報酬あり。
- 猫島七不思議:ここでもありました、七不思議。今回は図書館で情報収集ができる。
- 各種ギミック:街中には様々なギミックが隠されており、中にはどこか懐かしさを覚えるものも...?
- 2023年版過去マップ:2024年から開放。サブタイトルは「INTO THE BACKROOM」
印洲升村(いんすますむら)
前川郷の近くにある漁村。
2018年版冒頭の舞台であり、その関係で2018年から追加された文献には印洲升村に関わることがメインとなっている。
なお、気づく人は気づくだろうが名前の由来は十中八九これ。由来のごとく、この街は外部との交渉が少なく、2018年当時には音信不通になってしまうなど何かときな臭い描写が多い。なお、2019年には活気が戻っているとのことだが...。
本編マップの一部のため文献に登場するのみで立ち入りはできない期間が長かったが、2024年に数年の時を経て無事に復興を果たし、リゾートパラダイスとしてついに一般公開されることとなった。
- Adventure of R'lyeh:印洲升村から亀さんに乗っていくことができるアトラクション。2018年版マップ同様、海中を進み深きものどもを倒しつつ進んでいく。クリア報酬あり。サーバーへの負荷軽減のためルルイエ専用ワールドが作られた。
- モグラ叩き:2021年から前川郷の屋台街にあったミニゲームで、サーバーへの負荷軽減のため2024年からは、ルルイエと共有の専用ワールドが作られて印洲升村に移転した。キャラクターを叩いて点数を競い合う。システムの改修や屋台の改装が施された。スケルトン+1pt、ゾンビ+5pt、TNT-10ptで新たにクーさん+30ptが追加された。以前は、キャラクターの頭の少し下を叩かないとptが貰えないシステムだったが、システム改修によりキャラクターの頭を叩いてptが貰えるようになり、より遊びやすくなった。モグラ叩きの順番待ちを解消するため、叩き台が1台から2台に増設された。モグラ穴の数が10個から16個に変更された。プレイ中のptが外のギャラリーからも見えるように改修された。新たに階段が設置されモグラ叩きをしているプレイヤーを上から覗けるガラス部屋が追加された。
- 2024年版本編マップ:サブタイトルは「ぼくらの夏やすみ」。
マイクラ肝試しというイベントを始めた理由
マイクラで肝試しを始めた理由には少年時代からの数々の思い出が理由にあるという。
少年時代
- 子どもの頃家族で毎年夏休みの最後の週に遊園地のお化け屋敷へ遊びに連れて行ってもらっていた。
- 小学生の頃近所の小学生を集めて家と家の細いすき間の外の壁にみんなで書いたお化けの絵を貼り付けて、夜にその場所で肝試しをしていたという。これが、クーさんが肝試しを制作した始まりである。
学生時代
- 高校生の頃美術部に所属していたクーさんは、夏休みに演劇部と合同で合宿になり、夜に肝試しを開催した。クーさんは祠の後ろに隠れて脅かす役をしていた。美術部と演劇部で男女2人ペアになって歩かせていたという。
- マイクラ肝試し2014での2人ペアで祠まで歩かせるイベントは、学生時代の肝試しのシチュエーションとまんま同じだと語っている。
- クーさんにとって肝試しとは「青春の1ページなんですよ」と語っている。
クリエイター時代
- 大人になるにつれて肝試しをしようということも無くなっていった。
- マイクラでイベントをしたいと考えた時に、マイクラでお化け屋敷が作れるのではないかと考え2011年にマイクラきもだめしを開催した。
- しかし、ニコニコには当時実況者は群れてはいけないという暗黙のルールや、実況者同士がお互い慣れ合ってはいけないという空気感があり、マイクラ肝試しでの実況者同士のコラボが慣れ合いだと批判され動画が大炎上した。
- 現在2011年のマイクラきもだめしの動画が非公開なのはコメントで荒らされた為と語っている。
- イベントの評判もよくまた開催して欲しいという声もあったが、それ以上に慣れ合っていると苛烈に叩かれた為、イベントとして続けるのは難しく、こんなに炎上するならもうやりたくないと2011年のマイクラきもだめしで終わりにしようと考えていた。
- だが、マイクラきもだめしを開催して1年半ほど大人しくしていたが、夏になると少年時代から学生時代の甘酸っぱい肝試しの思い出の数々を思い出してくるので、もう一度マイクラ肝試しを開催しようと考えた。
- マイクラ肝試し2014を開催しようとした理由は他にもある。クーさんがニコニコでの公式マイクライベントに呼ばれる事が少なくなってしまったというのもある。
- 当時、新しいマイクラ実況者が台頭し始めイベントに呼ばれることが少なくなってしまった。ならば自分で企画して出演者から主催者に回ろうと考えて主催したのがマイクラ肝試し2014であり、2014年に復活させて以降は毎年マイクラ肝試しを開催している。
マイクラ肝試しにはクーさんが少年時代からの経験や青春時代の思い出、挫けそうになった出来事があったからこそ今も10年以上続くマイクライベントとなっている。
マイクラ肝試しの歴史
- Minecraft Japanが主催する「マイクラリレー~君の世界をカタチにしよう~」の企画の1つとして2023年までのマイクラ肝試しの歴史をまとめた動画が公開された。
- マイクラ肝試しが始まった2011年から2023年までの歴史を振り返る動画構成になっている。
- 公式の2011年マイクラ肝試しの動画は現在非公開になっており、当時の建築風景や肝試しマップなどの貴重な映像を見ることができる。
- 幻のVRマイクラ肝試しが計画されていた。2015年に企業にVRでのマイクラ肝試しを共同で開催しないかと打診したことがある。しかし、当時のVRヘッドレストの個人の運用やVR環境ではハードルが高く実現しなかった。
略歴
リンクのある年度のものはリンク先を参照。
マイクラきもだめし(2011年7月18日)
- 記念すべき第1回目のマイクラ肝試し。
- 肝試しマップは様々なホラー要素を散りばめた巨大な迷路を進んでいくというもの。
- 当時は運営視点、出走者視点共にニコニコ生放送での配信が主流だったため、当時の配信内容は残っておらず、2021年現在では当時の様子がわかる動画は僅かである。
- 当時はマイクラ自体にコマンドブロックなどの高度なギミックを施せる下地がなかったため、レッドストーン回路などを中心にしたドッキリギミックになった。というか、Minecraft製品版自体、この年にリリースされたばかりだったりする。
マインクラフト Kimodameshi Project 2014 (2014年7月20日~21日)
マイクラ 肝試し2015~戦艦島編~ (2015年7月18日~20日)
マイクラ 肝試し2016~隠れ里編~ (2016年8月20日~21日)
マイクラ肝試し2017~地獄めぐり編~ (2017年11月18日~19日)
マイクラ肝試し2018~印洲升村を覆う影~ (2018年12月8日~9日)
マイクラ肝試し2019~弾雨壱村の怪異~ (2019年9月21日~22日)
マイクラ肝試し2020~裏世界の迷人~ (2020年9月25日~27日)
マイクラ肝試し2021~伊佐貫トンネル奇譚~ (2021年9月24日~26日&10月1日〜3日)
マイクラ肝試し2022-2022年宇宙の旅- (2022年9月16日~18日&9月23日~25日)
マイクラ肝試し2023-INTO THE BACKROOMS- (2023年9月21日~24日&9月28日~10月1日)
マイクラ肝試し2024-ぼくらの夏やすみ- (2024年9月25日~29日&10月2日~10月6日)
関連動画
- マイクラ肝試し2024・屋台制作枠08(2024年の屋台やギミック・システムなどの変更まとめ)
- 運営・制作スタッフの紹介動画(2023年版)