概要
リズム天国ザ・ベスト+で登場した新作リズムゲームの一つ。
薪が置かれた後、その薪がまっすぐになるタイミングで、Aボタンを押して斧を振り下ろし、次々と運ばれてくる薪をリズムに乗って割っていくのが基本ルール。
一撃では割れない大きな薪も登場する。リズムよく2回Aボタンを押せば割れる。「かえってきたマキネコ」ではさらに大きな薪が登場。同じリズムで4回斧を振り下ろす。
登場人物
- マキネコ…薪の用意担当の猫(あるいは猫のようなもの)。リズムに乗ってわんこそばのように次々に薪を置く。
- マキグマさん…薪割り担当の熊。斧で薪をリズミカルに割る。裸にサスペンダーというシュールな服装。昔は太っていたが、薪割りによって痩せて、ズボンがぶかぶかになったため、サスペンダーをしているらしい。
…え?タイトルは『マキネコ』なのに、なぜ猫の方が薪割り担当じゃないのかって?
………それは実際にゲームをすれば分かる。
ゲームの中身
ゲームセレクト画面にはタンクトップを着て腕組みをした三白眼で無表情の猫「マキネコ」が三匹描かれており、シュールな雰囲気を漂わせている。隣に位置するのが見た目に愛らしい「コロコロたんけん隊」であるのも、異質さを一層際立たせる。
が、これから目撃する事になるゲームの中身に比べれば、こんなのはまだ序の口。
腹筋崩壊
上記の通り、この「マキネコ」、新作リズムゲームはおろか、歴代『リズム天国』のゲームの中でも屈指の腹筋崩壊ゲームである。
というのも、まず薪運搬担当であるマキネコのモーションが明らかにおかしい。
その動きたるや、下半身は微動だにせず、上半身だけを物理法則を無視して伸ばして薪を運ぶのである。
なんだこれは、とツッコミたくなるが、これからの展開はプレイヤーの想像の斜め上を行っていた。
次に、明らかに薪じゃないものを運搬して来る事がある。
最初のマキネコでは、中盤でオレンジジュースの空き缶が登場。割ると、マキグマさんが「え?」と言いながら、ポカンとした顔で運んできたマキネコを見る。この一瞬の間がプレイヤーの笑いを誘う。
さらに、「かえってきたマキネコ」やリミックスでは、バットや箒、冷蔵庫に桃(割ると、中からどこぞの昔話のように、マキネコの赤ちゃんが出て来る)とやりたい放題。
終盤
ここまででも十分爆笑モノだが、終盤がこのゲームの真骨頂である。
薪を割り続け、クリアまであと少し…そんな状況でプレイヤーの目に飛び込んでくるもの、それは……
そこには、
薪を割るマキグマさんの後ろで、下半身を微動だにせず、上半身を気持ち悪い位に伸ばす奇怪な動きを、腕組みしたままひたすら繰り返すうえ、徐々に増えていくマキネコの大群があった。(通称:バックダンサー、ギャラリー)
なぜ増えていくのか、なぜその動きなのか、そもそも彼らは一体何なのか。そんなプレイヤーのツッコミなど知らんとばかりに増えて踊り続ける、背後のマキネコはプレイヤーの腹筋崩壊にとどめを刺した。
しかも、「かえってきたマキネコ」やファイナルリミックスではこの背後のマキネコがさらに増えるため、余計腹筋に悪い。おまけにファイナルリミックスに至っては、マキネコが増えるたびに急加速していくため、なおさらタチが悪い。
このように、マキネコは、不意打ちでプレイヤーを笑わせる事によりミスを誘うタイプの初見殺しゲームであり、実際、その罠に引っかかった多くのプレイヤーが、パーフェクト直前で涙をのんだのであった。
チョッキンリミックスではパチパチ三人衆のカツラを被って登場。マキグマさんも少しオシャレになっている。
しかし、床屋では必要のないマキを割る必要があるのかが疑問だが、下働きという設定なのかもしれない。因み、窓からは床屋の主人(コロコロたんけん隊)が窓から彼らの様子を窺っている。
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てってってパンパン…同じく猫が登場する『ザ・ベスト+』の新作リズムゲーム。