胡散臭いモノを作りました。 (動画説明文より)
概要
作詞作曲、動画、イラスト全てトーマが担当。トーマ節とも言われるバビロンのような早口で軽快な曲調を残しつつも、動画説明の言葉どおり胡散臭さ溢れる独自の世界観が人々を惹き付けている。
歌詞だけでは何を意味しているのか解釈が難しく、動画をよくみると一部の背景に登場人物とその世界観の設定と思われる文章が描かれている。
あらすじ
(参考・ニコニコ大百科:【GUMI】マダラカルト【オリジナル曲】について語るスレ)
・・・戦争の末の某国・という、最早窮屈な常套句ともいえる
胡散臭さ極まりない舞台での事。
飢餓や流行病に魘された国民達は数ある物語のお約束のように
生存欲に支配され、怠い本能に従順な下部と化した。
人口に対して作物・水分が不足した状況下に於いてこの国は、
何処の漫画やアニメにもみられる頭の悪そうな国家分断へと
歩みを進めた。ある意味での無垢さと言えるかもしれない。
ここぞとばかりに気取りたがる幼さの抜けきらない上層部連中は
滑稽且つサブカル気取りの、言ってしまえばダサい名前を標榜し、
・・・える二つの生半可な国家が産み落とされた。
名乗るは東の「極東帝國」と西の「第九帝国」。
飽和しきった科学技術と宗派の中で両地区は、
エンターテイメントとして成立してしまった
戦争を商売とし、武装蜂起の字面に心奪われていた。
第九帝国は少年時代の憧れを莫大な予算と共に
再現すべく、巨大ロボット兵団゛九龍゛を立ち上げた。
一方極東帝國はまた異なった胡散臭さを辿り、
改造人間゛斑崇│マダラカルト│゛を生産し、対抗馬と
するのであった。今回は極東帝國に主眼を置くとする。
登場人物
マダラカルトイチゴウ(旧名:長谷辺太郎)
極東帝國技術研究所にて初めて生産された改造人間。
高校二年生の夏、ふらっと立ち寄ったコンビニにて帝国技術に誘拐され、煩雑な改造を受ける。
現在、マダラカルトの肩書を持つ人物の中で最弱。
しかし本人は割とノリノリで、自称”極東カチコミ帝国ヤンキー”。
アルコールを摂取すると即座に胃の内容物を吐き出す体質から仲間からは”オートマ(嘔吐魔)”と呼ばれる。
マダラカルトニゴウ(旧名・沢渡優奈)
女性。
極東帝國技研にて、二番目に生産された改造人間。
イチゴウと同じ高校であったが、不登校に極端な美学を見出し二年次以降は全欠席。更にヤンキー観察に目覚め近隣のガソリンスタジオ裏でイチゴウと接触。
その後、イチゴウは拉致され突如消えたにもかかわらず、常時ニゴウがイチゴウに忍ばせていたお手製GPSによって難なく居場所を知る。
その後、好奇心のみで自ら改造を受けることを志願。
持ち前のずば抜けた運動神経と帝國技研による半ば反則的な改造によって現在マダラカルト内で最強。
趣味は団地巡り。