概要
乳がんを診断する方法のひとつで、乳腺・乳房専用のレントゲン撮影。
検査を受けるひとは上半身裸になって乳房撮影装置の前に立ち、乳房全体が写るように前に引っ張り、撮影装置の検査台にのせる。
厚みが4~5cmになるように乳房を圧迫板で上下から圧迫して、上下方向から1枚、左右方向から1枚ずつ撮影する。
乳がんの初期症状のひとつである石灰化が発見しやすく、超音波検査に比べて深部まで検査でき、また記録に残すことで経時的変化を捉えることが出来る。
その一方、微量ながら放射線の被爆はあり(1~3ミリグレイ程度)乳房を引っ張ったうえに圧迫する為、個人差はあるが「痛み」はある。
そのため放射線被曝を避けたい妊婦、若年者、乳房の圧迫に耐えられない人、強い乳腺症などで良好な撮影ができない人、頻繁に検査をする必要のある人などには超音波検査が適している。