概要
CV内山昂輝
スシ解放戦線を束ねるリーダー。物腰柔らかい丁寧な青年だが、中身はかなりの腹黒。ムサシをおだてて実質囮にしたり、口先で誤魔化して自分の思い通りに動かしたりと、黒さが見え隠れしている。冷静沈着だが、慇懃無礼であり勝つためには手段は選ばないタイプ。
それでも帝国のスシ支配からスシを解放したいという思いは本物。かつてムサシの父親・ジュウベエとも戦友だったらしい。
ネタバレ注意
実は、スシの解放を謳いながら、帝国軍に戦力で劣る解放軍が勝つために、スシのネタだけを食べてシャリの部分は捨てる、いわゆる邪道食い戦法を軍に行わせており、これによってスシバトルでの皿の積み上げスピードを飛躍的に上げて勝利を積み上げていた。自身も邪道食いを極めており『邪道食いマスター』の異名を持っている。
当然、寿司ストライカーとしてはスシガミ達へのあまりにも非情な裏切り行為であり、この事が原因でスシを愛するジュウベエと軍の方針を巡って対立する。結果戦いを挑まれるものの、邪道食いによって得たスピードで勝利し、ジュウベエを軍から追放してしまう。いわばムサシと家族を引き裂いた元凶であり、共和国の負の面の象徴のような男。
「好きな部分を好きなだけ食べ放題に食べることこそ、豊かなスシ生活」と称して軍に広めており、本人は「勝つためには仕方ないこと」、「綺麗事では戦争には勝てない」として、邪道食いを肯定している。実際数で劣る解放軍が帝国と渡り合えてきたのは、この邪道食い戦法によるところが大きく、この結果を踏まえてあらゆる反論を「勝てば正義」としてねじ伏せている。
しかしこの戦法は一時的な勝利には貢献するものの、スシを愛して欲しいと願うスシガミの力が弱まり、将来的に戦力の大幅な弱体化を招くものであり、長期的な戦略視点で見れば悪手そのもの。
それでも邪道食い戦法を正義と信じて続けた結果、スシガミの力が弱体化したことで各地で解放戦線が劣勢に追い込まれる原因となっており、さらにスシ支配という、見方を変えればスシを大切に扱ってくれる帝国と契約を望むスシガミが増えるという状況を招くこととなった。
だが、これを以て彼が単なる悪党と断言することはできない。
何故なら帝国のスシ支配からスシを解放したいという思いは本物であり、数で劣る解放軍が帝国と渡り合うには致し方ない側面があったからである。
それでも彼が悪党として批判されるのは寿司のネタだけ食べてシャリを捨てる行為が寿司への冒涜行為であり、スシの解放を謳いながらスシを大切に扱っていないからである。
余談
彼の行為は前述した通り寿司への暴徒であり、某侍戦隊の金の寿司屋が知ったら絶対にブチギレ待った無しになると思うだろう。
なお、現実でもこの社会問題が起きており、寿司屋でシャリを残す客が実在する。よい子は絶対に真似しないように
中の人が好きな寿司ネタはひらめ。