概要
1913年にマニュフランス社が開発したポケットサイズのストライカー式オートマチックピストル。
マガジンを抜く際に連動して銃身が根本から持ち上がり弾薬が残ってないか確認出来る独特な安全対策が特徴。
ダブルアクションオンリーとしてはかなり初期のものであり、フランス製で商用として初めて成功したオートマチックピストルでもある。
民間向けだったが、一部の将校や地方警察に導入され人気を博し、第一次世界大戦にも用いられた。
主なバリエーション、派生型
モデル・デ・ポシェ
最もコンパクトなモデル。最も売れた型でもあり、コピー品が継続的に作られた。1924年にハンドルの形状が変更される。
ル・フランセ・チャンピオン
調整可能なリアサイトを備えた競技射撃用モデル。1929年から1934年まで販売された。
ポリスマン
細長いバレルを備えた公的機関向けモデル。フランス森林管理局が使用した。
タイプ・アーミー
軍用の拡大モデル。シリーズの中で一番大きい。1928年と1933年にフランス陸軍によってテストされたものの、採用されなかった。 1932年の物はバレルにフィンが追加されている。生産数は4,000丁ほど。
M1950
再設計モデル。1950年から1969年まで生産された。生産数は10,000ほど。
性能
ポシェ | チャンピオン | ポリスマン | アーミー | M1950 | |
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全長 | 110mm | 240mm | 150mm | 200mm | 150mm |
銃身長 | 60mm | 150mm | 84mm | 128mm | 83mm |
重量 | 300g | 462g | 350g | 630g | 630g |
使用弾薬 | .25ACP弾(6.35×15.5mmHR) | .25ACP弾(6.35×15.5mmHR) | .25ACP弾(6.35×15.5mmHR) | .32ACP弾(7,65×17mm) | 9mmBL弾(9×20mmSR) |
装弾数 | 7または8 | 7または8 | 7または8 | 8 | 6または8 |
口径 | 25口径 | 25口径 | 25口径 | 32口径 | 35口径 |