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概要編集

カラオケの個室は複数人で利用するのが前提となったつくりになっている。

座席はたくさんある。ただし居るのは一人だけ。

以前は単価の低い存在として店側から煙たがられたり、一人カラオケが可能な部屋数が制限されていたりするケースもあった。

書き入れ時など、状況によっては一人での利用を断られるケースも往々にして見られた。


現在は編集

昨今ではこの一人カラオケを狙った店も多く、理由としては『宴会のために店の下調べに来た客がいる』『今日は一人でも、後日友人や同僚の人間を顧客として呼んでくれる可能性がある』など、後々の利用してもらう際に多数の客を呼び込んでもらう呼び水になってくれることを計算にいれた商売が成立している。

また平日の特に昼間など、下手に空き部屋のまま遊ばせておくよりはマシ、という単純な理由も無くはない。

近年では、ネットカフェや一般のカラオケ店にヒトカラ専用のルームを備え付けている所も増えてきたため、一人カラオケの認知度も上昇しつつある。


利用する方としても、最初こそかなり抵抗感があるがいざ入ってみると

  • 一人なので二時間程度でもたっぷり歌える。
  • 気を遣う必要が無いので、マイナーだったり盛り上がらなかったり長すぎるような曲でも気にせず歌える。
  • 同様の理由で、練習目的で同じ曲を何度も歌ったり無理めな曲を選んだってOK。

……と、「これはこれで!」というような楽しさがあったりするのである。

実際、2時間ほど歌ってドリンクとフードを少しだけ頼んでも1500円から2000円で済むため

コストパフォーマンスにも優れている(ただし、いわゆるフリータイム以外で長時間歌ったり、フードやドリンクを多く注文すると5000円以上はかかる可能性が)。


2時間では足りないという場合でも、フリータイムを使えば、さほどの料金もかからず5~6時間ぐらいの滞在も可能。24時間営業カラオケ店の、明日が平日になる深夜や平日などがフリータイム枠として設定されていることが多い。

普段からよく鼻歌を歌うような人なら十分に価値がある。


また、カラオケ目的でなくても『飲み物を好きに飲めて腹が減れば軽食も運んでくれる環境を確保できる』ことを目的に利用する客もいる。

喫茶店のような利用法ではあるが、外界と隔離された個室である上に防音まで利いているため人目を気にせず作業に没頭することができ、冷暖房やコンセントまで完備、店によってはフリーWi-Fiまで利用でき、居眠りしても何ら問題なく、その気になれば気晴らしに歌まで歌えるという点では部屋代がかかることを差し引いても極めて便利な場所である。

隣室の人次第では歌声が漏れ出てくるのがやや難点と言ったところか。


ちなみにカラオケルームを複数人で同時利用する傾向は日本人にのみ多く、日本以外ではむしろ一人カラオケのほうが主流だったりする。文化性の違いというやつだろう。


関連キャラ編集

空尾恵(メイン画像。「まこ猫」さんによる一人カラオケ推進キャラクター)

ニチ・ケイト(STAR DRIVER 輝きのタクト)

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