概要
『人間失格-太宰治と3人の女たち-』は、太宰治と3人の女性との関係を基に描いた映画。主演は小栗旬、監督は蜷川実花が務めた。R15指定。主題歌は東京スカパラダイスオーケストラfeat.チバユウスケの『カナリヤ鳴く空』。
太宰治が死の直前に発表し遺作となった『人間失格』の誕生秘話を、太宰自身と彼を愛した3人の女たちの目線から、事実を基にしたフィクションとして初めて映画化したもの。2018年11月上旬にクランクイン、12月中旬にクランクアップした。
2019年9月13日に全国230スクリーンで公開され、14日に舞台挨拶が行われた。公開から17日間の興行成績は、動員69万3000人、興収9億3600万円で、『Diner ダイナー』に続いて2作連続で10億円突破が確実となった。同年11月16日付で沢尻エリカが薬物所持で逮捕されたが、同年11月18日付で配給側が今後について発表し、約12館で公開中のスケジュールの変更をせず予定通りに公開することを発表した。
登場人物
言わずと知れた「人間失格」をはじめとする作品の作者。作品を描くためなら浮気だろうと不倫だろうと何でもかんでもしまくる破天荒人間。
太宰の妻。誰よりも夫の才能を認めており、夫の浮気や不倫はほぼ黙認状態。
太宰に憧れる女性作家。太宰と愛人関係となり、彼との間に子供を設けた。なお、太宰の作品の一つである「斜陽」は彼女の日記がモチーフとなっている。
太宰の大ファンである女性。晩年の太宰の身の回りの生活や執筆活動を看護師として支え、彼と共に入水自殺を図って心中した。