概要
CV:日野聡
墨高野球部における谷口のよきパートナー。顎が割れている。右投右打。ポジションは捕手。
打順は3番(川北商業戦、3年生夏の大会3、4回戦以降は4番)。中学時代に谷口が率いた墨谷二中と準決勝で激戦を繰り広げた隅田中出身で、当時は地区随一の名捕手と噂されていたほどの実力者。
谷口の球を変化球もノーサインで捕球できるほどスキルが高い。高校入学時は野球部に入っていたが、あまりの意識の低さに呆れて3日で退部していた。
その後しばらくは草野球でプレイしていたり、中学時代の先輩・田渕がいる川北商業の練習に参加していたが、谷口の勧誘で改めて野球部に籍を置くこととなる。
外角球に体が泳ぐことがある。
自分の意見をはっきり口にする性格で先輩相手でも一切遠慮をしないため、反感を買ってしまうこともあるが、それもチームを思ってのことである(中学時代にバッテリーを組んでいた松川からもその点を理解・尊敬されている)。
アニメでは小学生時代はリトルリーグに所属しており、青葉学院の佐野とはチームメイトだったことが語られた。再入部後は原作以上に憎まれ役を担う場面が強調されているが、谷口の頑張りと並んでチーム全体の意識と実力向上に大きな役割を果たした。一学年先輩である中山達の引退においては1打席勝負で泣きながらボールを受けるなど、チームを大切に思う描写も目立っている
原作漫画ではクールな性格で中学時代のイガラシの性格に酷似しており、チームの参謀的な役割を果たしていた。基本的に歯に衣着せぬ物言いが多い一方で、新入生歓迎会の時に三日で退部したためにかつ丼を食い逃げしたと指摘された時はばつの悪そうな顔をしていた事もある。
他チームから「一発がある打者」として警戒される描写がいくつかあるが、物語中では本塁打を放ったシーンが出てこない。
しかし、専修館戦の百瀬から初回でチーム初ヒットを記録したり、明善戦では最終回で唯一ヒットで出塁したり打撃の水準は高い(アニメ版では自身と谷口に影響を受けた上級生達も粘りを見せてヒットを打ち、諦めかけた自分達を励ましたが、点を取るには至らなかった)。
コージィ城倉氏による『2』でも、谷口に並ぶチームの要として活躍。引退後は予備校に通学しながら大学進学を目指し、両親を案じて大工に就職する意向の固い谷口を説得するよう、田淵や顧問である部長に掛け合った。