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概要編集

光華号を名乗った列車は2種類ある。

  • 1966年から1979年まで、縦貫線台北~高雄(のち基隆~屏東)を結んだ特快車(特急列車)
  • 1968年から1982年まで、ナローゲージ時代の台東線(花東線、旧東線)花蓮~台東を結んだ特快車

この項目では、双方について解説する。


光華号(縦貫線)編集

1966年、DR2500型気動車(1956年導入)を用いて運行されていた対号特快を置き換える形で台北~高雄間に設定された。

使用車両は東急車両で製造されたDR2700型気動車である。カミンズ社製エンジンの大馬力を活かして最高110km/hで走り、台北~高雄間を当初4時間45分で結んだ。接客面では、冷房こそなかったものの専属の客室係が乗務し、新聞や飲食のサービスもあった。

冷房客車を使用する観光号(1961年運転開始)・莒光号(1970年運転開始)と比較すると車内設備の面では見劣りするものの、光華号はその速達性から縦貫線の花形列車であり続けた。1970年に屏東、1972年には基隆へ乗り入れるようになる。

しかし1979年、縦貫線の電化とともに新型電車EMU100型による「自強号」に置き換えられて廃止となり、DR2700型は徐々に格下げされて余生を送ることとなっていく。


光華号(台東線)編集

1968年、1961年にLDR2300型気動車を用いて設定された花蓮~台東間の柴油特快車を格上げして誕生した。縦貫線の光華号同等のサービスを提供し、最高時速70km/hで花蓮~台東を3時間10分で結んだ。1982年の台東線改軌の際に廃止となり、車両は改軌のうえローカル運用に格下げされた。

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