概要
ラッキーマンのBLカップリング、努力マン×スーパースターマンのCP名。
熱血努力バカ×見掛け倒しの目立ちたがり屋という正反対のカップリングである。
自分自身の力で人々を助け世界を救うためにヒーローをしている努力マンと、ただ目立って注目を集めたいだけのスーパースターマンの凸凹コンビ。だが、流されやすく情にもろいところなどよく見れば共通点も多かったりする。
初期は互いに馬が合わず顔を合わせる度に喧嘩ばかりしていたが、徐々に努力マンがスーパースターマンの事を認めていき、最後にはスーパースターマンがやられたのを努力マンしか心配しないシーンも多く見られた。努力マンが初めて自身の過去を語ったのもスーパースターマン相手である。更に言えば、努力マンが地球に来て初めて勘違い無しに好意を持った相手もスーパースターマンだったりする。
原作はもちろんアニメでの絡みも多く、人気のあるCPの一つ。
因みに杉田努力×目立たがるの場合は努目と表記されていることが多い。
原作での二人
上記の通り初期はお互いいがみ合っており、敵をほったらかして喧嘩を始めラッキーマンが仲裁に入る、というのがお決まりのパターンだった。
スーパースターマンが初登場した際、努力マン(この時点では変身しておらず杉田努力の姿だった)は「ヒーロー協会も認めていないいかがわしいヒーロー」「てってい的にやられた方がいいんじゃないですか」と冷たいコメントを発している。スーパースターマンも努力マンに対し「カッコ悪い」「ヒーローらしくない」と暴言を吐いており、水と油だった。(ちなみに、このチーム内での方向性の違いはラッキーマン名物『まとまりのないヒーローチーム』として他キャラも巻き込み定着していく)
しかし、スーパースターマンの家庭の事情や兄弟愛に打たれ徐々に努力マンは態度を軟化させてゆく。スーパースターマンも努力マンに情が移ったのか、納豆編では敵に捕らえられ絶体絶命の努力マンに対し、彼に言われた暴言を思い返し見殺しにしようとしたものの「やっぱ死んじゃやだ」と泣きながら単身敵の前に飛び出すなど度胸を見せた。
指レンジャー編ではスーパースターマンの隠れた努力とその理由を努力マンだけが見抜き、戦いに敗れたスーパースターマンに駆け寄って抱きかかえ「よくやってくれた」と賞賛の声を送った。
以降も、お互いが倒れたら真っ先に駆け寄る、やたらに努力マンがスーパースターマンを気にかけた発言をするなど、強い絆と繋がりが見られる。
アニメでの二人
基本的な話の流れは原作と同じだが、この二人はアニメで追加された絡みがとても多いため、代表的なものを挙げていく。
・喧嘩のシーンが全体的に増えており、お互いを『ボウフラ』『ジジイ』と呼びあっている。
・↑で説明した納豆編では、「やっぱ死んじゃやだ」に至る前に何故かスーパースターマンが努力マンと花畑で追いかけっこしたりメリーゴーランドに乗ったり挙句の果てには二人寄り添って海辺で夕陽を見る妄想をするシーンが組み込まれた。海辺のシーンには二人の間にハートマークも描かれている。
・宇宙船内での様子が度々挟まれ、新婚ごっこをしている様子が何度も描かれた。
例①
スタ「今日は記念日だから特別なお料理を作ってみたのよ!」
努「なんの記念日だ」
スタ「あらぁ忘れちゃったのぉ?やだわぁ、私とアナタが初めてキスをした日じゃない!うふっ♡」
例②
努「そろそろ飯にするかな」
スタ「はいアナタ♡」
努「アナタはやめろ」
スタ「はいお父さん♡」
努「そうそう飯の前に風呂に入るぞ」
スタ「一緒に……♡」
・最終回のヒーロー六人が空へ飛び立ちよっちゃんに総攻撃を仕掛けるシーンでは、飛べないスーパースターマンの手を努力マンが引っ張っている。
余談
スーパースターマンは原作終了時点まで努力マンが杉田努力であることを知らないため、杉→スタ→努という関係性の作品も見られる。
アニメオリジナルの暴言『西洋の鯉のぼり』は後に原作に逆輸入されたが、『ボウフラ』はアニメでしか見ることは出来ない。