概要
「青の祓魔師」に登場する勝呂竜士×志摩廉造の腐向けカップリングの略。
「すぐしま」とひらがなで表記する場合も多い。
勝呂竜士は明陀宗座主血統の一人息子で次期後継者、志摩廉造は明陀宗僧正血統志摩家の五男。志摩家と同じく僧正血統三輪家の三輪子猫丸も加えて産まれた時からいつも3人で一緒に行動する幼馴染。明陀宗は青い夜以降没落しており、竜士はそれを立て直すべく祓魔師を目指して励んでいる。
竜士は強面だが非常に真面目で自分にも他人にも厳しい性格。廉造は飄々としており個人主義の快楽主義者で、面倒なことは嫌い。
家の関係上幼馴染ではあるが竜士は「坊(ぼん)」と呼ばれ、廉造と子猫丸は竜士を守る付き人のような立場。しかし幼い頃からずっと一緒に過ごしてきた為関係は気安い。勉学や修行に真面目な竜士が不真面目ですぐサボりたがる廉造を諌め、時に頑固に突っ走りがちな竜士を人当たりの良い廉造がフォローしたりしていた。
以下本編の重要なネタバレを含む記述
実は廉造は明陀のしがらみに縛られていることに不満を持っており、外に自由を求めて竜士や子猫丸には秘密でメフィストの命を受け正十字学園とテロ組織・啓明結社イルミナティとの間の二重スパイという危険な任務を請け負っていた。
また産まれた直後から志摩家本尊の高位悪魔・夜魔徳を継承しており戦闘のポテンシャルも高かったが、これも竜士には隠していた。
当初廉造がイルミナティ側のスパイということだけ明らかになった際には竜士は一時非常に思い詰め、「俺にとってあいつは…家族なんや」「もしもの時は…!!あいつを殺して…俺も死ぬ!!!!」とまで言ってのけた。
廉造が二重スパイであることが公認となってからも、竜士は危険な役割を平然とこなす廉造のことを理解出来ずにいたが、廉造からスパイは自由を求めて自らの意思でやっていること、楽しんでいることを打ち明けられ一応の理解を示す。
しかしこのことから竜士は明陀を立て直したい自らの目的についても再考することになり、日本支部に来ていた四大騎士の一人・ルーイン・ライト(通称ライトニング)に弟子入りする。
変わり者のライトニングの無茶振りにも修行として耐えていた竜士だが、ライトニングが当初の来日目的(廉造の尋問)の後も日本支部にいるのはイルミナティのことを更に調べる為であった。それを知った竜士は自分を弟子にしたのは自分を通して廉造を探る為ではないかと思い込み、師であるライトニングに対して「俺はアイツの不利になることには協力しませんよ!」「…どんなに怪しかろうが裏切ろうが…」「家族なんや!」と啖呵を切って見せた。また廉造もライトニングが自分を探るダシに竜士を使っているのではないかと考え、「ウチの坊 純粋培養のクソ真面目やさかいあんま揶揄わんといてもらえますか?」と忠告しに現れる。実際にはライトニングが竜士を弟子にしたのは能力を見込んだからであり廉造は関係なかったが、結果的にお互いがお互いの為にライトニングを牽制するという形になり、ライトニングに「きみたち本当に仲がいいんだなあ…!」と笑われた。