概要
『命運探偵神田川』とは、WEB漫画配信サイト『ガンガンONLINE』で連載された漫画作品。作者は泉すずしろ。
推理の神に愛されすぎた凄まじい強運によって、関わった事件は勝手に解決へと導かれていくという不思議な“命運”を持った名探偵・神田川光典。推理オタクで探偵への愛情は人一倍なのに、彼が推理を披露する暇もなく、事件はトントン拍子に解決!
推理したいのに出来ない、哀しき探偵のミステリック・コメディ!(公式サイトより)
読み切りを経て、2018年5月7日から連載を開始。2018年9月21日に単行本第1巻、2019年2月22日に単行本第2巻、が発売された。
四コマのタイトルや背景などに、推理小説ファンがくすっとするようなものが散りばめられている。
登場人物
神田川光典
推理の神に愛された探偵。
“彼が関わった事件はすみやかに解決される”と評されているが、神田川自身の推理によるものではなく、持って生まれた不思議な“命運”により、神田川が推理する前に重大な証拠品や怪しい人物が発見されてしまい、推理する間もないまま解決してしまう。
本人は自分で推理したいと思っており、何度も命運に先手を取られるが、やる気を失わず、捜査をしている。
井浦宵吾
探偵助手。かつて神田川に助けられ、地方から大学進学するので助手として使って欲しいと神田川に8時間頼み込み、助手になる。
自然豊かな地域に住んでいたため、自然に関する知識が豊富で、足腰が強く、攻撃力も高い。
神田川を崇拝しているが、なぜか女性の趣味に関することだけ信頼度が異常に低く、またミステリにまったく興味がない点を神田川がよく悲しんでいる。
神田川琴乃
神田川の妹。井浦と同じ楠文大学の文学部三年生。
兄を溺愛しており、何かと神田川探偵事務所に顔を出す。
小さい頃は弟と間違えられるくらいボーイッシュ系だったが、今は神田川を「お兄様」と呼ぶお嬢様キャラになっている。
五十嵐湊人
刑事であり、神田川の幼い頃からの友人。
神田川以上に命運を使いこなし、事件解決に協力させている。
白縫
中性的でミステリアスな孤高の怪盗。
ある事件をキッカケに怪盗としても私生活でも神田川に遭遇するようになる。
神田川が探偵オタクの探偵なのと同様に、怪盗オタクの怪盗。
苫下正雪
推理小説作家。苫下はペンネームで、本名は水上幸正。
江波久遠
ミステリアス美人な神田川の師匠。