生死を懸けたゲーム…。あなたは誰と組みますか?
概要
更新日は毎月第3木曜日。登場人物の全員に鳥の名前が組み込まれているのが特徴。
ストーリー
あらすじ
行方不明になったクラスメイトの白鷺雲を探すために、目撃情報があったという廃墟のテーマパーク『鳥ノ森遊園地』に向かった黒辺銀を含むクラスメイト六人。
彼らは雲の失踪に関係があると思われる園内の「鳥籠城」に入るが、直後何者かの手によって気を失ってしまう。
次に目が覚めると、そこは大量の鳥が住み着く大きな部屋。鳥型スピーカーから聞こえる声は、戸惑う彼らに「ゲーム」に参加することを強制し、ルール違反をした人間は命を落とすと宣告する。
鳥籠城
山奥の『鳥ノ森遊園地』内に建つアトラクションの一つ。五年前に閉園しているが、「城の中に二人で入って出てくると永遠に結ばれる」という噂目当てで度々カップルや男女グループが訪れる。ただし入園した人間全員が帰ってきていないという話も。城内は廃墟そのもので、多種多様の大量の鳥が生息している。
ゲーム参加者は二人一組となり、首輪と鎖で繋がれることによりゲーム執行を強制され、『選択』する部屋の仕掛けで命の危機に晒される。
ゲーム
- 「青い梟」と名乗る“本物”の城主を見つけ出した者だけが脱出できる。
- 選んだ道は戻れない。道の要所にある鳥の像がセンサーとなっており、そこから一歩でも引き返すと(正確には首輪がセンサーのラインを越えると)首輪のギミックが発動し死亡する。
- 二人一組で行動しなくてはならない。前述の鳥の像と各自が身につけている鎖はセンサーになっており、鳥の像は道を選択した人間が一人の場合、鎖はジョイントが外れた場合に反応して警告音や音声が流れる。警告中に二人組を作れればペナルティは無い。ただし三人で鎖を付け替え続けることに関しては問題無い様子。
登場人物
黒辺銀 | 高1。思慮深いが優柔不断で物事を決められない性格。いざという時には行動力を発揮するがその場合はほぼ無意識で、いつも独り言を呟いている。行方不明の雲と付き合っていた。象徴する鳥は「陸では生きにくくとも海に入れば力を発揮する『ペンギン』」。 |
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白鷺雪 | 即断即決をモットーに行動する性格。自分で自分の責任を負わない人間が嫌い。行方不明の雲の姉で、捜索のために鳥籠城を訪れる。象徴する鳥は『鷺』。 |
金森楓 | 高1。溌剌とした性格で場を和ませる笑顔を持つ。鵜川に好意を寄せている。象徴する鳥は「愛らしく独占欲の強い『金糸雀(カナリア)』」。 |
鷹原ゆま | 高1。プライドが高く、自分を否定される事を嫌う。鳩谷と付き合っており仲は良好。象徴する鳥は「気高き『鷹』」。 |
鳩谷蒼 | 高1。何でも人に合わせてしまい、頼まれ事等は断れないお人好し。鷹原と付き合っており仲は良好。組み込まれている鳥は「平和を司る『鳩』」。 |
鵜川悠介 | 高1。素直な性格で騙されやすいが、選択のためなら勇敢に物事に挑戦する。鶴巻に好意を寄せていた。象徴する鳥は「素直で利用されやすい『鵜』」。 |
鶴巻咲 | 高1。明るいムードメーカーだがホラーは苦手。道を戻ってはいけないルールに違反し第一話で死亡する。象徴する鳥は「美しく儚い『鶴』」。 |
鴨島竜一 | 高1。友達の郭に誘われて鳥籠城にやってきた。鷹原とは中学が一緒。進めない道で足を踏み外し、高所から落下する。象徴する鳥は『鴨』。 |
雀野小鈴 | 高1。大人しくて控えめな性格。以前雲に親切にしてもらって以降彼女に憧れを抱いている。象徴する鳥は『雀』。 |
桃洲百 | 高1。郭の彼女。友人からはお馬鹿と評されているが根っこは至って純粋。郭の自分への想いに疑念を抱き、結果的にルールを破ってしまい死亡。象徴する鳥は『百舌』。 |
郭公晴 | 高1。容姿端麗で頭脳明晰。責任を負う事を厭い、「選択」に関する出来事に関わらない姿勢を取る。象徴する鳥は「自らの命の分身とも言える卵を他の鳥に託して生きる『郭公』」。 |
白鷺雲 | 高1。人との駆け引きや腹の探り合いを嫌う。高校入学から半年後の雨の日に行方不明になる。象徴する鳥は『鷺』。 |
青い梟 | 青い梟のマスクを被った人物。詳細不明。 |