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和栗薫子

わぐりかおるこ

「和栗薫子」とは、マガジンポケットで連載中の三香見サカによる恋愛漫画「薫る花は凛と咲く」のヒロイン。
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「今度は一緒に食べましょうね!ケーキ!」

プロフィール編集

誕生日7月22日
年齢16歳
身長148cm
血液型B型
趣味読書、弟とドラマ鑑賞
好物甘い物、シチュー
家族構成
CV和氣あず未(漫画PV版)

人物編集

桔梗学園女子高等学校2年A組の生徒。主人公である紬凛太郎の通う千鳥高校とは隣同士。


凛太郎の実家であるケーキ屋の常連であり、たまたま店番をしてる時に出会った。その時は店員と客の関係だったが、後に互いが対立している高校同士の生徒である事が発覚し、そんな事も気にせず積極的に薫子から接触を図るようになる。


笑顔が似合う天真爛漫な性格で、品行方正・頭脳明晰とお嬢様校に通うにふさわしい、絵に描いたようなお嬢様に見え実際凛太郎にもそう思われていたが、薫子自身は一般家庭出身で特待生として入学しており、空いた時間は周りに後れを取らないために勉強しているか、家計を圧迫しないように下町の定食屋でバイトしている生粋の努力の人である。その為か、それとも元来持つ性格からか、対立している桔梗学園出身でありながら底辺である千鳥高校に対して全く偏見を持っていない。


食べる事が大好きで人目を気にしない。基本的に御淑やかに振舞うが食事の際は別でどんな物でも幸せそうに食べている。大量のケーキ代はバイト代から捻出している為、勉強とバイトの両立に四苦八苦しながら学年一位の成績を維持している。


不良に絡まれ凛太郎を馬鹿にされた際は怖気付かず反論したり、友人を庇ったり等芯の通った真っ直ぐな内面を持ち、どんな時も他人に感謝や気配りを忘れない優しく頼れる性格をしている。その一方で自分が辛い時は内側に抱える傾向にあり、他人に心配されると弱いところは見せまいとそれが顕著になる事も。


その経歴から入学当初は学園でも浮いた存在だったらしいが、現在は周りとの関係は良好で友人も多い。一緒に行動する事が多い保科昴は幼い頃からの親友であり、絶対的な信頼で結ばれている。


その生き様や性格は、共に行動する凛太郎や幼馴染の昴を含め、周りの人間に多大な影響力を与えている。特に凛太郎は、自分に対して偏見な眼差しを向けず笑顔で相手をしてくれる彼女に心を揺さぶられ、やがて自分の恋心に気付くようになる。


外見編集

基本はウェーブ掛かった黒のロングヘアーでカチューシャを愛用している。学校外ではそのまま降ろしたり、後ろで纏めたりポニーテールにしてみたりと、その日に合わせて髪型を変えている。実は毎日セットしてこの髪型にしており、オフの時はシンプルなストレートロングであり、友人とは会わない休日のバイト時等にその姿を見ることが出来る。


オシャレ好きであり、様々な私服を着こなして凛太郎に披露している。身長こそ低いがスタイルは抜群であり、学生服の時は隠れているが私服の時はギャップをもの凄く感じる程女性らしい体付きをしている。


薫子と凛太郎編集


















※以下、スクロールした先に40話以降のネタバレがあります。



















現在では桔梗学園に馴染んでいる薫子だが、入学して一年目は辛い事が本当に多かったようであり、特に冬の頃は大好きだったケーキを食べる気も起こらない程に落ち込んでいた。

雪が舞う頃に、傘もマフラーも忘れて一人夜道を歩いていたが、優しい雰囲気に惹かれてたまたま見掛けたケーキ屋さんに入って注文した。しかし一口食べ、その優しさ溢れるケーキの味に揺さぶられ、思うように食が進まないどころか、辛い出来事を思い出して思わず泣きだしてしまう。

そんな時、たまたま薫子を見掛けた「金髪の店員さん」が話しかけて、自分を励ましてくれたのだった。


勇気を貰った薫子は立ち直り、その後「金髪の店員さん」ともう一度話がしたくて、月に1~2回の頻度でケーキ屋さんに通うが、店内に居ないか、厨房にいるかで話す事が出来なかった。

通ううちに店番をしている女性と仲良くなり会話をしていると、そのケーキ屋が家族経営である事、店員の女性の旦那がメニューを作るシェフパティシエである事、そしてあの時話した「金髪の店員さん」が彼女たちの息子であり、自分と同い年である事を知る。

歳上だと思っていた薫子はこれに驚愕しつつも、流石に会わせて欲しいと言う事も出来ず、名前も聞かずあくまで偶然を装って接触を図っていた。しかし機会には恵まれず、二年生になった頃にはもう話す事すら諦めてしまっていた。

いつ会っても良いように目一杯の御洒落をして通う事も無駄であろうと思い、たまたま御洒落をしてない日に店に入り、客が他に居なかったためその場で食べる事にした。最後の一口を口に頬張ったその時────


「えっ」


ずっと話したいと思っていた彼がいつの間にか店頭に立ちこちらを凝視していた。思わずせき込んでしまい、自分が目一杯のケーキを食べてるところを目撃された事、そして何より御洒落をせず再会してしまった事を恥じてしまい店を飛び出してしまう。このままでは駄目だと翌日、出来る限りの御洒落を施し店を訪れ彼を呼び出してもらった。


「紬凛太郎」……やっとその名前を知り、話す事が出来た憧れの人が、実は自分が通う高校の隣にある高校に通っている事を知り、薫子は歓喜した。彼女の初恋は、ここから走り出したのであった。


その他編集

マガポケ作品内キャラ人気投票は1位。

2022年バレンタイン記念マガポケヒロイン総選挙では2467票獲得して3位。この記録は1巻も発売してない最序盤に叩き出した物である。

そして2023年バレンタイン記念マガポケヒロイン総選挙では、18915票獲得し、2位以下にトリプルスコアの差を付けて1位となった。


関連イラスト編集


関連タグ編集

薫る花は凛と咲く

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