しょうがねえなプライベートで飲んでる時に…
概要
漫画「ロックアップ我等あかつきプロレス団」に登場するキャラクター。
GJプロレスという団体に所属するプロレスラーで、元総合格闘家である。
プロレス界に入ってまだ日が浅いため、レスラーとして一流とは言い難い。
不必要に打撃が強く、見栄えのする技はほとんどできず、そのくせ総合をやってきたというプライドだけは高いことから、「業界一の嫌われ者」と呼ばれている。
サムソン高木にセメント(ガチンコ勝負)を挑んで返り討ちにあったり、腕自慢の大学生に失神KOされたりと、なかなか厳しい扱いを受けているキャラクターである。
しかし最終回では末期癌の体で命懸けでリングに上がっている(アキ男は一切その事情を知らない)サムソンの熱に思うところがあったのか、「プロレスとは何か」をサムソンを通して伝えられたようであり、後日談で真剣にレスラーとして活動していることが語られている。
ネット上での扱い
そんな彼だが、ネット上ではマネモブたちからの知名度が高い。
先述した大学生に失神KOされるシーンが、掲示板でのレス用語録としてかなり使い勝手が良いためである。
流れは
- 大学生「あ…あの自分…ファンなんすよ」「握手してもらっていいスか」(へりくだった笑みで握手を求める)
- アキ男「しょうがねえなプライベートで飲んでる時に…」(微笑を浮かべつつ握手に応じる)
- 大学生「あざーす」ガシッ(右手同士で力強く握手し、和田が避けられないようにする)
- アキ男「なにっ」(驚きつつ汗を一筋流す)
- (スマホカメラで撮影しているコマ)
- 大学生「しゃあっ」(渾身の左フック)
- (アキ男KO)
- 後日のスポーツ新聞に「プロレスラー和田アキ男屈辱」「大学生に失神KO!」「ネットに動画を晒される」という見出しとともに、白目を剥いて失神している写真が掲載される
「あ…あの自分…○○なんすよ ○○してもらっていいスか」と何かを求めたり、それに対して「しょうがねえな」の下りで返したり。
タフ語録には感謝の台詞が少ないので、「あざーす(ガシッ)」もシンプルに使い勝手が良い。
語録ばかり人気でどういうシーンなのかはあまり語られないので、タフシリーズもロックアップも未読のマネモブからはタフ出典の語録と勘違いされがち。
なお、アキ男は業界人としても私人としても褒められた人間ではないが、握手に応じようとしたのは完全に善意であるし、加害者の大学生とも何ら因縁はない。ただ「有名な格闘家をKOしてバズりたい」という迷惑系YouTuberのノリに巻き込まれただけの被害者である。
余談
名前と外見でバレバレだが言うまでもなくモデルは和田アキ子。
女性をモデルに男性にした挙句に様々な形で愚弄するといういつもの猿先生であった。
ただし、髪型や「総合格闘寄りのプロレスラー」というキャラ造形は、小林まことの漫画『1・2の三四郎2』に登場する赤城欣市が元ネタと考えられる。